やっかいな私
コーチングの資格コースのグループコールの日。
今日のテーマにひっかかりを感じて、
開始時間が過ぎても、どうしてもクラスに入れない。
やっとの思いで入っても、会話が心に届かない。
私がひっかかったのは、「やっかいな」ということば。
口にしようとすると、
口に砂が入ったような、ざらつきを感じる。
クラスのディスカッションはどんどん進んでいくので、
さらっと流してしまおうかとも思った。
リーダーが私の名前を呼んだ瞬間、
止めていた思いが口をついて、
一気にあふれ出した。
頭では、コーチングがうまくいかない状況を
さしていることは理解している。
でも、どうしても、クライアントを厄介者扱い
するように思えてしまう。
人に、まして、大切なクライアントさんに対して、
やっかいなんて、思いたくない。
やっかいなんて思ってしまったら、
そんな自分こそやっかいな存在ではないのか、と。
そんな私なら、コーチの資格なんて要らない、と。
場に、沈黙が流れた。
しばらくして、仲間のYさんが、
「やっかいな自分を受け入れることから始めたら?」と
言ってくれた。
そっか。そこから始まるのね。
私は、今はまだ、自分にOKは出せない。
でも、OKを出す必要もないのかもしれない。
今、ここから始まるのなら。
資格コースももうすぐ終わる。
ゴールが見えなくて焦っていた私の前に、
ようやく、スタート地点が見えてきた。
今の私は、そんなところにいるのかもしれない。
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