スクールカウンセラーになりたかった頃
大阪教育大付属池田小学校の
児童殺傷事件から、今日で3年。
佐世保の痛ましい事件のニュースに
続いて報道されたせいか、
生々しさがよみがえる。
佐世保では臨床心理士が子どもたちを面談し、
池田でも今もカウンセリングを受け続けている子どもたちも
少なくないという。
私は大学で臨床心理学を学んでいて、
スクールカウンセラーになりたいと思っていた。
当時は、小学校に臨床心理士を置く制度は一般的でなく、
お仕事にする方法が見つからなかった。
事件が起こったときに派遣される専門家ではなく、
日常的に子どもたちが何でも話しに来てくれる、
安全な空間を作りたいと思っていた。
最近は、
スクールカウンセラーを常設している学校も増えている。
もし今、私が新卒で就職する年齢だったら、
果たして、スクールカウンセラーを選ぶだろうか。
私にその仕事がつとまっただろうか。
その答えはわからない。
ただ、今、コーチとして、
クライアントさんが何でも本音を語れる場を作りたい
という思いが、
私のどこから生まれてきたのか、思い出した。
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