60の手習い
昨日、私のネットデビュー10周年の日に、
母がケータイメールを始めたいと言い出しました。
母のケータイは、昨年秋にプレゼントしたもの。
ずっとメールはいらないと言っていたのに、
母の友達から何度もすすめられて、
使いたくなったようです。
準備を整えてから、母と一緒に画面を見つめて、
初めての文字入力を、
少しずつ少しずつ説明していきます。
「こ」は「か行」だから
「か」のところを5回押して……と
1文字ずつ、一緒に確認しながら打ち込んで、
時間をかけて、
記念すべき第1号メールが完成しました。
夜遅くなったので、お友達に送信するのは
今朝まで待つことにしました。
そして今朝。
母は、私が朝食を終えるのも待ちきれず、
「1行追加したい。」と
ケータイと格闘し始めました。
私はパンをかじりながら、
数字を入れるには……とつきっきりになります。
できた!
第1号メール送信。
母はうれしそうな顔でOK画面を見ています。
そして数分後、
母の友達から返信が届きました。
歯を磨いていた私に必死で話しかけるので、
私は歯ブラシ片手に、
受信メールの開き方を伝えます。
母は、何度も何度もメッセージを眺めています。
しばらくは、用がなくても母にメールしてみます。
60の手習い万歳!
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