« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005年3月

2005.03.31

不惑から魅惑へ

私が愛読しているメルマガの1つ「今日の雑学+」の
クリップを見ていると、
40代ミセスのMy快楽消費」という記事を見つけた。

それによると、日本の40代ミセスの消費スタイルは、
熱中、自己愛、五感の満足を中心とした、
My快楽志向という。
40代=不惑ではなく、
惑ってワクワク、魅惑的に生きようと提言している。

不惑ではなく、ワクワク、魅惑。
素敵な響き。


私の少し先を歩く女性の先輩方には、
いつもきらきら輝いていてほしい。

子どものときは、
近所のおねーちゃんがかっこよく見えたり、
学校や会社では、笑顔で接してくれる先輩に憧れたり、
フリーランスになっても、
しなやかに活躍される先輩を目標に、
いつも女性の先輩の背中を見てきたから。

シングルだと負け犬、パラサイト、
既婚者だと大阪のおばちゃん、と
なにかと揶揄されがちな女性たち。
それはそれで自己紹介のネタになるけれど、
やっぱり前には素敵な目標があるとうれしい。
魅惑の世代に近づくと思うと、
明日から迎える誕生月もわくわくする。

2005.03.29

いたたまれない

Peach_2会社員時代にお世話になった先輩と、
久しぶりにランチをご一緒した。
久々に聞く会社の状況は、
あまりにもショッキングだった。

一定年齢以上のスタッフ管理職の方は、
事業所内の一室に集められ、
一日中端末に向かって、
出向先を自分で探す活動をされているという。
元の職場への出入りも禁じられているらしい。

私が在職中にお世話になった方も多い。
知恵の宝庫で、その方がいないと業務が回らなかった方、
ある業務にかけては右に出る人がいない方、
いつも部下を思いやり、部下からの人望が厚い方。。。

私は彼らから、仕事に対する姿勢を学んだ。
その方々が、つらい思いで出社されていると思うと、
いたたまれない。

会社を離れて1年半もたった私には、
どうすることもできない。
たとえ社内にいても、
意見を言える立場ではなかったけれど。

ただただ、みなさんが生きる気力を失われないよう、
再び本来の輝きを発揮できる新しい職場が
早く見つかるよう、思いをこめて祈るだけ。

組織や家庭などのさまざまな板ばさみとなった方々を、
手足を思いっきり伸ばせるようにサポートしたい
という思いから、コーチへの道を選んだ私にとって、
何もできないのは、とても歯がゆい。

2005.03.28

電池切れ

Headset昨夜、コーチングの電話を取ると、
クライアントさんの声にエコーが
かかって、うまく聞き取れなかった。
一時的なトラブルと思っていたら、
今朝も同じ現象が起こった。

細かいニュアンスが聞き取れないので、
クライアントさんのエネルギーの変化を頼りに
コーチングを進める。
ことばに左右されずに、
クライアントさん自身に意識を向ける効果があった気もする。

セッションのあと、電話機を調べてみると、
ヘッドセットの調子が悪いらしい。
ヘッドセットを買い換えないといけないのかなと
ネットで調べていると、
私が使用しているアダプタの説明に「電池2本付」とある。

電池?
電池なんて入ってたっけ。変えたことない。。。
アダプタをあちこち眺めて、電池蓋を発見した。
なーんだ、電池切れ。
新しい電池を入れたら、ちゃんと聞こえるようになった。

私も今月は、ちょっと電池切れかも。

2005.03.27

オープンな宅配便

Cat宅配便の封筒を開けようと思って手に取ると、
開封口が完全にぱっくりと開いている。
大事な書類が落ちたり、
雨が降って書類が濡れたらどうするのだろう。
宅配業者さんの扱いが乱暴だったのだろうなぁと
思った。

が・・・
よく見ると、封筒ののりしろに紙がついたままになっている。
もともと、封がされていなかったの?
宅配業者さんは悪くない。
むしろ、よく無事に運んでくれました!

2005.03.26

輝く未来へ

堺の創業ゼミの最終日。

現実的なお話やリスクなどは、もうたっぷり扱ってきたので、
今日はコーチングやNLPの要素を取り入れて、
未来の大成功イメージを思いっきり描いてもらう。
初日には不安げな表情を浮かべていた方も、
輝く未来を語る姿は、既に立派な経営者に見える。

お一人お一人のプレゼンテーションを聞きながら、
参加者のみなさんが真摯に学び取られた様子に、
感激に浸る。
私にとっても、今回の創業ゼミは大きなチャレンジだった。

きっと至らなかったところがたくさんあったのに、
4回コースを無事に卒業されたみなさんのさわかやな笑顔に、
胸がいっぱいになった。

私の次の夢は、創業支援した方が事業を順調に展開され、
来年以降の創業支援講座の1コマで、
先輩創業者として体験談を語っていただくこと。
そういう日が、早く訪れますように☆彡

2005.03.25

プロの実力

ゆかりさんの3/24の記事に触発されて、大事なことを思い出した。

プロの実力=安定した力
昨年8月にCPCC(Certified Professional Co-Active Coach)
受験したときに、
一緒に受けたゆかりさんのBeing(あり方)から学んだこと。

前にも書いたけど、改めて書いておきたい。
  関連記事:「結果はいらない」(2004.08.18)

今だから言えるけど、実技試験がとても怖かった。
試験のときだけでいいから、
ばっちりなコーチングができますように☆と、奇跡を祈った。

試験当日、私はゆかりさんのクライアント役を務めた。
そのときのゆかりさんのまなざしに、私はプロの姿を見た。
深く腑に落ちる実感を得た。

その瞬間、
私がめざすProfessional Co-Active Coach像が
はっきり見えた。
瞬間風速で良いコーチングができる人ではなく、
どんなに調子が悪くても、
その時のベストなコーチングをして
一定以上の結果を出せる人だと。
柔道の田村亮子さんの名言、
「最高でも金、最低でも金」を思い出した。

それから約2ヶ月、
私は毎日、どんなコーチになりたいのかを考え続けた。
私のコーチングは、あの日を境に、大きく変化した。
クライアントさんとの関係も、とても強いものになった。
もちろん今も、次々と壁にぶつかっているけれど。

久しぶりに自分の思いを確認して、
ずっと覚えておこうと思った。

2005.03.24

まこにっきの目的

Star「コーチのためのウェブログ入門」の
セミナーを受講した。
講師は、ベストコーチでお世話に
なっている、はるかさん。
ブログ特有の用語や世界を、
ブログを全然知らない方にも、
難しいことばを一切使わずにこんなにわかりやすく話せる人を
初めて見た。

一番ドキッとしたのは、
何のためにブログを作るのかという問い。

私は、まこにっきを通して、誰に何を伝えたいのだろう。
ただ書きたいという思いがあるだけで、特別な目的はない。
改めて考えようとしても、何も浮かばない。
メッセージを発信している自覚がないのだから、無理もない。

結果的によかったなぁと思うことは、
 クライアントさんとの距離が短期間に縮まる。
 私の考え方に共感してくれる方から、コーチングなどの
 お申し込みがある。
 久しぶりに会う人でも、近況をご存知で、会話に困らない。
 数回しか会っていなくても、昔からの友人のように感じる。
など。

まこにっきは、このまま楽しく書こうと思う。

2005.03.23

雲間の青空に

Sky_3長いおつきあいの高知県の企業さまへ
コーチング研修に行く。
何度も実施しているのに、
今回は初めての経験やハプニングが
いっぱいあった。

まず、雨。
晴れ女の私には、雨の日の研修はとても珍しい。
そして、参加者の半分以上が女性だったこと。
参加者のみなさんと、大勢でランチをご一緒したこと。


研修の中身にも、いろんなことが起こる。

いつもは1時間半に1回の間隔で休憩をはさむところを、
ある参加者のご希望で、
1時間に1回のペースで休憩をとる。
どこで区切ろうかと思うだけで、
新鮮さと心地よい緊張感が生まれる。

極めつけは、グループ分けをするワークでのできごと。
毎回バランスよく分かれるのに、
今回はある特定のグループに大半の方が集中して、
グループの特徴を比較するという流れが成り立たない。
どうしよう。。。と思いながら、
わくわくしている自分に気がつく。

お1人お1人の顔を眺めて、
このみなさんに一番役に立つのは何だろうと、
頭が音を立てて急速回転する。
ふとひらめいて、即興で新しいワークを加えてみる。

研修を終えて会場のドアをあけると、
まぶしい光が差し込む。
真っ白な雲が広がり、その合間に鮮やかな青空がのぞく。
透明感のある水色に目を奪われる。

青空に、
この2日間の私を認めてもらえたような気持ちになる。
いつものプログラムを一生懸命やるだけでなく、
目の前の参加者にあわせて、常に新しい工夫をすること、
そんな初心を思い出させる空と出会った。

2005.03.21

プーさん衝動買い

Usbケータイを買い換えるか、
下調べのつもりで
量販店に行った。

通路の棚から、
プーさんが私を呼んでいた。
USBメモリはちょうどほしかったし、
迷わず連れて帰る。

2005.03.20

会計は美しい

Calculator_1「会計って、本当に美しいと思うんですよ。」
これは、今日、堺の創業ゼミで税務会計の
お話をしていただいた税理士さん
楽しそうにおっしゃったことば。

にこにこしながらそう語る先生は、
 「ここだけおさえたらいいんですよ。簡単でしょう。」
 「こんなふうにつながってるんですよ。おもしろいでしょう。」
と何度も繰り返され、
会計の流れを鮮やかに図式化されていく。

聞いていると、本当に簡単そうに思えてくるから不思議。

講師の一員として、
みなさんが熱心に聞かれていてうれしいなぁとか、
こんなふうに財務をわかりやすく教えたいなぁとか、
青色申告を始める事業主として、
しっかり収支を把握しようとか、
いろんな思いをこめて、2時間を過ごした。

2005.03.18

仲間のエネルギーをもらう

19時から東京でセミナーを受けるため、
少し早めに上京して、会いたい人にお会いする。

まずは、odamiさんと、じぇらーとさん
カフェに詳しいodamiさんが選んでくれたお店で、
お仕事やコーチング、これからのことなど、
たっぷりおしゃべり&たっぷり笑う。

続いて、場所を移して、ワタルさんとodamiさんとの3人で。
ワタルさんのお仕事のお話を聞く。

最後は、ベストコーチの勉強会で、キャプテンシップを学ぶ。
大好きな本間正人先生のお話に、いっぱい刺激を受ける。
私がコーチングしたい組織のミドル層の方々にとって、
大切なリーダーシップ。

気の合うコーチ仲間と話していると、
コーチングはしないのに、
ただ話しているだけで、
私がやりたいことの形が見えてくる。
エネルギーの高い仲間といると、とても元気になれる。

用事がなくても、数ヶ月に1度は、こういう時間をもちたい。

2005.03.17

妊婦さん説

Baby母親が近所の人に、私のことを、
妊娠しているのかと
聞かれたらしい。

会社を辞めてストレスのない生活を
していて、確かに太ったけれど
妊婦さんに見えるほどではないと思うんだけど。。。
近所の人は私はよく知らないし、
どうでもいいやと笑い飛ばしていたけど、
もし、仕事関係者の間でこんな噂が出たら、
困ったことになる。

思い起こしてみると、誤解を招きそうなことを思い出した。

1つは、
少し前、クライアントさんのヒントになりそうだと思って、
バス停などで
母と子どものコミュニケーションに関する本や、
母親になる人向けの本をカバーもかけずに読んでいた。

もう1つは、
昨年末、下腹部に激しい痛みが2ヶ月以上続いて、
少し年上の友人から子宮筋腫の検診をすすめられて、
産婦人科に行った。
そこでもらったパンフレットを、バスや電車で眺めていた。

そして、
昼間に自宅にいると、家族宛の電話をとったり、
中途半端な時間に出かけたり帰宅したりする。
母も、フリーランスという働き方がぴんとこないらしく、
「会社を辞めて、今はちょっと家にいます」と
曖昧に答えている。

などなど。

理由はさておき、ダイエットを始めなきゃね。

2005.03.16

半世紀を祝う

Candle中小企業診断士の勉強をともにした
船場総研のメンバーで、
久しぶりに集まった。
タイトルは、
「ぼんとAYAMEのハンセイキ。
 2人合わせて100歳を祝う会」。

「ぼん」さんと「AYAME」さんのお2人が、
3月に50歳を迎えることを知ってから、
ずっとあたためてきた企画。

お2人には、私が何の知識もなく勉強会に参加したときから、
素人質問に丁寧にわかりやすく教えてもらったり、
お2人のマシンガントークに笑いころげたり、
ずーっとお世話になっている。

ぼんさんとは、
今は公的機関の相談窓口でもご一緒している。
職場では「T先生」と呼ぶけれど、
ふだんの呼び方は「ぱぱ」(^^)
誰かに紹介してくれるときに、「うちの娘です」と言うので、
私も、「ぱぱがお世話になってます」と言ってきたから(^^)

AYAMEさんは金融機関の役員さんで、
その立場から中小企業施策の話や金融情勢について、
素人の私でもわかるように教えてくれる。
数年前に、自宅に電話してこられたときに、
「まいど! 船場のAYAMEです。」と名乗って、
電話に出た母がびっくりして無言で切ったという
エピソードもある。


久しぶりに集まっても、
知り合った6~7年前と変わらない雰囲気で、
思いっ切り笑ったり、熱く語ったりできる空気がとてもうれしい。
私も、「まこさん」から「まこちゃん」に戻れる空間。
天然キャラクターを全開し、わがままを言い、
熱く持論を語れる場所。
何年たっても、
このみなさんとはずっと大事におつきあいしたい。

ぼんさんとAYAMEさんをお祝いするつもりが、
かけがえのない時間をプレゼントしてもらったことに気がつく。
ぼんさん、AYAMEさん、
おめでとうございます&ありがとうございます(~o~)

2005.03.15

あっけなく青色デビュー

Wasurenagusa初めて、税務署に行った。
確定申告は出張所で済ませたので、
税務署は初めて。
私の目的は、青色申告の申請。

フロアに上がると、受付カウンターもなく、
ふつうのオフィス。
誰に話しかけていいかもわからず、しばらくきょろきょろして、
入口近くの方に声をかけてみた。

「所得税の青色申告承認申請書」という用紙を
ほいっ!と1枚渡されて、
空いている机で書くように指示された。

たった1枚の紙。
これが、私の青色申告デビューを決める大事な用紙。
何を聞かれるのだろうと、どきどきしながら提出した。
ざっと一瞥されただけで、一瞬で受理された。
あっけないものなのね。

2005.03.14

ホワイトデーのキティちゃん

Whiteday朝、出かける直前に、
玄関のチャイムが鳴った。

届いた箱を開けると、
きゃ~、
かわいい
キティちゃん&ミミィちゃん。

長持ちするといいな。

ラブリーなホワイトデーを、どうもありがとう!

2005.03.13

素敵な声に憧れる

Kinkan風邪をひいたのをきっかけに、
ボイストレーニングを受けてみたいと
思っていたのを思い出した。

私の声はちょっと甲高くて、通りが悪い。
コーチングを始めたころ、
自分のトレーニングのために録音して、
あまりに子どもっぽい高い声に、
ボイスレコーダーの故障を疑った。
聞き心地がよくて、説得力が感じられる、
低めに響く声になりたい。

通りが悪いのは、仕事に支障が出る。
私のセミナーでは、
ペアワークやグループワークを入れることが多いので、
盛り上がりすぎると、
私の説明や指示はかき消されてしまう。
昨日のセミナーでも、私がマイクで話す横で、
事務局の方の地声のほうが会場によく響いていた。


ボイストレーニングをしてくれるところを探しているけれど、
純粋に声だけを扱ってくれるところが案外少ない。
歌や話し方、プレゼンテーションなどのコースになっている。
いろいろ調べたおかげで、声量不足も声域が狭いのも、
呼吸法に問題があるということがわかった。

友達が、東京で受けた先生はとても良かったと教えてくれた。
行きたーい。
けど、今年はセミナー・研修に既にお金を使いすぎている。
予算オーバーついでに、東京まで受けに行っちゃう?

2005.03.12

ハグの文化

私がコーチングを学んだCTIジャパンのワークショップでは、
別れ際などに、ハグしあう人たちをよく見かける。

初めてそういう場面を見たのは、応用コースを卒業した後、
2003年春にアシスタントとしてワークショップに参加したとき。
次々とハグしあうみなさんを見て、
この人たち日本人?と目を疑った。


一歩ひいて眺めているだけでは許されず、ハグの嵐は
私にも押し寄せた。
変な世界・・・と思っていたら、
コーチ仲間の集まりではハグがスタンダードになっている。
ワークショップの会場ではもちろん、
飲み会のあとの路上や電車のホームなどでも、
平気でがっちりハグ、ハグ、ハグ・・・

何度そんな場面を見ても、巻き込まれても、
今も私は慣れない。
ハグどころか、握手もあまり好きではない。

毎回、「これは挨拶だから。」「私だけ逃げられないから」。と
言い聞かせながら、気合を入れてがんばっていた。


こんなふうに感じているのは私だけと思っていたら、
憧れのコーチの1人のゆかりさんも握手やハグは苦手だという。
年末のワークショップでは、
ゆかりさんは私をしっかりハグしてくれて
私の大きなグレムリンを吹き飛ばしてくれた。
ゆかりさんのハグはとても温かくて、
大きな安心感を私に与えてくれた。

ハグだけが愛情表現ではないと思うし、
急に抵抗がなくなることもないと思う。
ただ、あの温かいハグを思い出せば、
愛情を素直に受け取って、
ハグを返せる人にはなれそうな気がしてきた。

ゆかりさん、
年末の素敵な体験をさらに深めていくきっかけをいただいて、
どうもありがとうございます!

2005.03.10

人生初マスク

喉が痛いので、マスクをして仕事に向かった。
マスクをつけたのは、生まれて初めてかもしれない。
子どものころから、病院や親にどんなに言われても
絶対にしなかったので。

それなのに、
今日と明日は公的機関の経営相談、
土曜日は堺の創業ゼミで一日たくさん話すので、
少しでも喉を大事にしたくて、自らマスクを手に取った。

立体タイプなのであまり圧迫感はないけれど、
慣れないせいか、
朝の満員電車では、やっぱり多少の息苦しさを感じる。
取りたい衝動にかられながら、
埃が入ってこないからと言い聞かせて耐える。

仕事のためだと思うと、かっこわるくても、つらくても、
がんばれるものだなぁと我ながら驚く。
好きな仕事は、私を動かす原動力だと改めて感じた。

2005.03.08

千の風になって

九州に住むコーチ仲間のMちゃんから、本が届いた。
「千の風になって」
 「千の風になって」 新井満著


彼女はこの数ヶ月間、お母さまの闘病生活を支え、
残された時間をお母さまとともに過ごされた。
時々、メーリングリストに報告されるメッセージには、
お母さまへの愛情がたっぷり綴られていた。

そんな彼女に、
私は数通のメールやはがきしか送っていない。
それなのに、こんな素敵な本を贈ってくれるなんて。


彼女の世界に少しでも近づきたくて、
静かに心を落ち着けて、ページをめくる。
はっとするほど印象的な写真と、素敵な詩が、
1ページ1ページ、切々と訴えかけてくる。

本の帯には、「死者からのメッセージ」と書かれている。
眠ったのではなく、風になって吹き渡っているという、
強いメッセージ。

今彼女が感じている風を感じてみたくて、
部屋の窓を開けてみる。

Mちゃん、今日の風は、春の匂いがするよ。
お母さまが、花の香りとゆったりとした時間を
運んでくれました。
大切な風をわけてくれて、どうもありがとうございます。

2005.03.07

涙のご卒業

Kamome昨年7月から私のコーチングを
受けてくださったクライアントさんが、
最後のセッションを迎えられた。
この9ヶ月間を振り返ってみて、
彼女が自ら起こした変化が、
こんなにも大きなものだったのかと、
改めて実感する。

9ヶ月前にお会いしたときとは別人のような彼女が、
目の前にいる。
人並みはずれたお忙しさの彼女は、
ますます大きなフィールドへと漕ぎ出されるのに、
微笑みや余裕さえ感じられる。


旅立ちに向けて、
これから彼女が歩いていく道をイメージして、
ゆっくりと一歩一歩、
確かな実感を全身で味わっていただく。
感性の豊かな彼女は、
一歩ごとに、涙を流したり声をあげて笑ったりしながら、
これからの人生をシミュレーションされていく。

私はただ、彼女が安心して思いっきり涙を流せるよう、
溢れてくる感情にどっぷりひたれるよう、
あたたかく包むエネルギーを出すことを意識して、
彼女の存在の大きさを目に焼き付ける。


彼女が私に教えてくれたもの、見せてくれたものは、
何物にも変えがたい。
ご卒業、おめでとうございます!
そして、味わい深い9ヶ月を、ありがとうございます!

2005.03.06

勇気をください

Butterfly夕方、待ち合わせ場所に登場した
クライアントさんは、
とても柔らかい表情をされていた。
一目で、しばらく苦しまれていた
局面を乗り越えられたのがわかる。

実際にお話をうかがうと、
いくつかのできごとが立体のジグソーパズルのように
つながっていくような、ダイナミックな印象を受けた。

大きな深い世界を見せてもらった。
ここまで来たんだなぁと山頂に立っている感覚とともに、
これからもっともっと大きな世界が
彼の周りで開けていきそうな予感も湧き起こる。


こういう瞬間に立ち会える
コーチとしての喜びを味わいながら、
帰りの電車で1人になって、自分に意識を向けてみると
「あなたはどうなの?」と、強い問いが浮かぶ。

私が2日前にコーチに訴えたテーマは、
彼が乗り越えたテーマと似ている。

心の中で、叫んでみる。
道を見つける勇気をください。

2005.03.05

分身の術がほしい

今日から、堺商工会議所で、創業ゼミが始まった。
少人数のゼミなので、
参加者の方とリアルにやりとりしながら進めようと
イメージしながら、会場のドアを開けた。

するとそこは、天井が高くてとても広い部屋。
テーブルや椅子も立派で、間接照明の設備もあって、
企業の式典やパーティにも使えそうな雰囲気。


分身の術か、瞬間移動の術が使えたらいいのに。
参加者席にマイクを持ってお話を聞きに動き回る私と、
それを前でホワイトボードに書く私の2役をこなせるのに。

開始10分前を切ってせっぱつまったときに、
どうしてこう、現実離れしたことばかり考えるのだろう。
そう思うと、少し笑えて、いつもの私に戻れた。


参加者のみなさんは、
ほぼ全員が具体的にやりたい事業をお持ちで、
とても熱心にメモを取りながら聞いてくださって、
しっかり勉強しようという意欲が伝わってくる。
休憩時間や終了後にも、かなり具体的なご質問を受ける。
やりたいことを実現される方がお1人でも増えるように、
来週のゼミに向けて、さらに工夫してみようと思う。

そのためには、時間が倍くらいほしいかも。
やっぱり、分身の術がほしい。。。

2005.03.03

ちびくろ・さんぼ復刊

「ちびくろ・さんぼ」の絵本が、瑞雲舎から復刊される。
子どものころに好きだった絵本の1冊で、懐かしくなった。

岩波のこどもの本シリーズは大好きで、大事にしていたのに、
小学校の高学年くらいのころ、ある日帰宅すると、
模様替えという理由で、ごそっと一式処分されていた。
そのときのショックは、今も感覚として残っている。

私はあまり、過去に戻りたいとか、やり直したいと思うことは
ないけれど、そのときに戻れるのなら、
お気に入りだった絵本、子ども向けの文庫本、
キャンディキャンディ全巻など、当時の宝物を取りに行きたい。

数年前から、
キュリアス・ジョージのキャラクターグッズを扱うお店などで、
「ひとまねこざる」シリーズの絵本を見かけるようになった。
「ひとまねこざる」と「たこをあげるひとまねこざる」の2冊を
手に入れて、本棚に飾っている。

復刊される「ちびくろ・さんぼ」を早く、ゆっくり眺めたい。

2005.03.02

梅とうぐいす

午前中、部屋の外から、かわいいうぐいすの声が聞こえた。
少し肌寒いけれど、陽ざしも強くて、春だなぁと思う。

うぐいすの声を聞いていると、急に、梅を見に行きたくなった。
ネットで検索してみると、大阪城の梅林が見ごろだという。
いったん気持ちにスイッチが入ってしまうと、仕事は?
・・・という心の声はかき消されてしまって、
見に行きたい衝動が止まらない。

大阪城の梅林に着くと、華やかな香りがたちこめていて、
赤やピンクや白の花が咲きほこっている。
うぐいすは見かけなかったけれど、
メジロがさえずりながら、枝から枝へ飛び回っている。
Cherry_pinkCherry_white

早春の香りを、たっぷり満喫した。

2005.03.01

怒涛の対面コーチング

Tree_2ふだん電話でコーチングをしている
クライアントさんたちと、
対面セッションしようかなぁと思いたった。
過半数のクライアントさんが、
この2~3月の間にコーチングを始めて
3ヶ月や半年、1年といった節目の
タイミングを迎える。

そう思っただけで、まだ行動は起こしていないのに、
クライアントさんからメールやケータイで連絡が入り始めた。

「ちょっとじっくり話したいテーマがあるので」
「仕事で大阪に立ち寄るので」
「久しぶりに再開するので」
など、理由はさまざまだけど、示し合わせたかのように、
対面コーチングの依頼が相次ぐ。
私の心の動きを読み取ってくれたかのように。

そして約10日間で、7人と対面コーチングを行った。
どのクライアントさんも、
今までに見たことのない表情を私に見せてくれた。

私もクライアントさんも、
今それぞれに変化を遂げつつあるのかもしれない。
シンクロニシティという考え方も好きだけれど、
今回はもっと何か大きな力に動かされているような気がする。
何かわからないけれど、
私もクライアントさんも一緒に前に進んでいきたい。

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
無料ブログはココログ