千の風になって
九州に住むコーチ仲間のMちゃんから、本が届いた。
「千の風になって」
「千の風になって」 新井満著
彼女はこの数ヶ月間、お母さまの闘病生活を支え、
残された時間をお母さまとともに過ごされた。
時々、メーリングリストに報告されるメッセージには、
お母さまへの愛情がたっぷり綴られていた。
そんな彼女に、
私は数通のメールやはがきしか送っていない。
それなのに、こんな素敵な本を贈ってくれるなんて。
彼女の世界に少しでも近づきたくて、
静かに心を落ち着けて、ページをめくる。
はっとするほど印象的な写真と、素敵な詩が、
1ページ1ページ、切々と訴えかけてくる。
本の帯には、「死者からのメッセージ」と書かれている。
眠ったのではなく、風になって吹き渡っているという、
強いメッセージ。
今彼女が感じている風を感じてみたくて、
部屋の窓を開けてみる。
Mちゃん、今日の風は、春の匂いがするよ。
お母さまが、花の香りとゆったりとした時間を
運んでくれました。
大切な風をわけてくれて、どうもありがとうございます。
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