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2005.07.19

違和感のある枕ことば

Microphone中小企業診断士の
理論政策更新研修に出席した。
資格を維持するために、
毎年必ず受講しなければ
ならないもの。

講師も中小企業診断士の方で、
冒頭に、
「私もみなさんと同じ診断士なので、
 このような形でお話しするのは・・・」と
長~い謙遜のことばから始まる。
これに違和感を持つのは、私だけだろうか。

特に、40~50代の講師の方に、
 「私のような若輩者がお話しするのは失礼ですが…」
 「私よりお詳しい方も多いと思いますが」
などとおっしゃる方が多いように思う。


聞いてくださる方に敬意を払い、
年長者を敬うことは大切だと思う。
でも、講師として与えられた時間に
あまりこういうセリフが長く、丁寧すぎる口調が続くと、
私は興ざめしてしまう。

主催者が講師としてふさわしいと思ったから選ばれ、
時間が与えられたのだから、
聞き手を尊重する気持ちは保ちつつ、
持ち時間は最大にパフォーマンスされたらいいのに。

私はマイクを持つと、大胆になると言われることがある。
冒頭の挨拶も、
「この時間を一緒にめいっぱい楽しみましょう」と
いうようなメッセージを投げかけることが多い。
自信はなくても、
精一杯期待に応えたいという思いをこめて。

丁寧な方々から見ると、
生意気で不遜な態度に映っているのだろうか。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

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