わかりやすさで勝負
私は自民党びいきでも
小泉首相ファンでもないけれど、
今回の選挙を見て、
小泉首相はことばの使い方、
マスコミの使い方がうまいなぁと思った。
郵政選挙だと言い切り、
テレビにも郵政民営化を叫ぶ場面ばかり映った。
マスコミに語ることばをシンプルに統一することで、
新聞にもテレビにも連日同じことばが取り上げられた。
郵政民営化の是非はわからなくても、
小泉さんは郵政を民営化したいということは伝わった。
他党首の発言は、抽象的で長くてわかりにくかった。
育児支援、教育改革・・・題目は並んでいても、
具体的にどう実現するのか、聞いただけではわからない。
人が話を聞くときは、
無意識に「こういうことだな」と自分で要約して理解する。
自分の体験や考えに照らして、ピンとくるところを抽出する。
長く話すと、聞く人が自分で要約する必要がある。
じっくり聞きたいと思う話なら、
自分のことばで理解するほうが深く共感できて、
記憶に残りやすくなるかもしれない。
選挙戦は一瞬一瞬の勝負。
通りすがりの選挙カーのことば、
片手間に見るTVのニュースで、
数秒間で人の心に届けなければいけない。
耳に残るのは、シンプルなことばなのだと思う。
創業塾でプレゼンテーションをしてもらうときにも、
事業内容を一言で言ったり、1分間で話せるように練習する。
私自身も、
やりたいこと、伝えたいことを研ぎ澄ませようと思った。
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