早朝のありがとう
朝5時起きで名古屋へ。
6時すぎ、まだ暗い中、
キャリーバッグを引いてバス停に向かうと、
すぐ目の前で、バスが行ってしまう。
どうしよう。
土曜日の朝、次のバスまで20分。
タクシーも全然来ない。
焦りながらタクシーが来るのを祈っていると、
おじさんがやってきた。
「あ~、土曜日はバスないなぁ」
「タクシーも来ないですね~」
たったこれだけなのに、ことばを交わしたら、
なぜかとてもほっとした。
そこに、2台のタクシーが。
私が後ろのタクシーに向かおうとすると、
「一緒に乗りましょか。」
お財布を出そうとすると、
「1人でも乗るつもりだったから、いいよ。」
どこまで優しいおじさんなのでしょう。
早朝から、ありがとうを10回くらい言った。
寒い朝、心はあったかい。
1日、笑顔でいられそうな予感とともに、
タクシーを後にした。
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