祖父との対話
祖父の命日。7回忌。
祖父は、私の人生に1番大きな影響を
与えてくれた人。
私が生まれた日から、大人になってからも、
亡くなってからも。
どうしても祖父と向き合いたくて、予定を空けて、
お堂にお参りに行く。
出かける前は、祖父に報告したいことがいっぱいあった。
生前の祖父の穏やかな笑顔に意識を向けて、
祖父からのメッセージを受け取ろうと思っていた。
が、お堂に座って、お経が始まるのを待っていると、
ただ静かな心で、何も考えずに祖父の顔だけを浮かべて、
そこに座っていようと思った。
お経が始まった。
午後からの法要に来られた方々が世間話をしていて、
お経に集中しようと思っても、
気が散ってイライラしてしまう。
こんなとき、
祖父はきっと何も言わず、にこにこしている。
祖父の域には、まだまだ全然達しない。
お盆にお参りに来たときも、自分の小ささを確認した。
祖父との対話は、私の存在を確認する時間。
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