今生きている人として
高野山大学の
井上ウィマラ先生の講義で、
ターミナルケア(終末期医療)に
携わる方から聞いたことばが、
私の頭から離れない。
関連記事:「命のケアとコーチング」(2006.05.07)
「死を待つ人」ではなく、
「今生きている人」として関わること。
新しいスタッフの方やボランティアの方に、
必ずおっしゃるという。
おそらく細かいことをいちいち指図するよりも、
この一言がしっかり伝われば、
スタッフ全員が同じマインドでお仕事できるのだと思う。
理念でもあり、行動指針でもあるようなもの。
これを聞いたときも感動したのだけど、それ以来、
ことあるごとに思い出す。
私は、「今生きている人」として生きているだろうか。
「今生きている私」として、
「今生きている相手」に向き合えているだろうか。
このことばが私の深いところに届いて、
私の中で生きている。
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