数字への反射神経
会社員時代の同僚で、研究職の友達と、数年ぶりに会った。
お互いの近況、仕事のこと、家族のこと・・・
あれこれいっぱいおしゃべりしながら、
性格や興味は遺伝や育て方ではなく、
生まれ持った世界があるという話になった。
たとえば、
私は買い物に行くと、
レジに金額が表示されるまで、
いくら払うのか想像もしていない。
洋服を、値札を見ずに試着して、
支払うときに驚くことも多い。
自分で計算するという発想が、全くない。
彼女は、レジが終わる前にぴったりのお金を用意したり、
レシートの額とお財布の残金をぴったり計算するという。
私の母も、彼女と同じタイプ。
レジに向かう前に、金額を暗算し終えている。
数字に対する反射神経という表現が、新鮮に聞こえた。
彼女の上のお子さんは、私に近いタイプらしい。
遠足のおやつ代をもらっても、1番好きなものが買えれば、
まだお金が残っていても、気にならないという。
相手の内側では、どんな違う世界が広がっているのだろう。
身内でも仲良しでも、1人1人、人それぞれなのが、おもしろい。
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