新井満さんの「自由訳イマジン」
新井満さんの「自由訳イマジン」を読んだ。
「自由訳イマジン」 新井満著 朝日新聞社
新井満さんの「千の風になって」と「自由訳般若心経」が
大好きで、
「イマジン」も以前から気になっていた。
9.11のテロとイラク侵攻への抗議的な意味で、
アメリカでこの歌が歌われているという話も聞いて、
興味も持った。
でも、ジョン・レノンの原曲を知らないので、
私に意味がわかるかなぁと少し敬遠していた。
あとがきに書かれた新井満さんのエピソードに感動した。
NYまで奥さまのオノ・ヨーコさんに会いに行っての対談、
平和から生まれたご自身の命、
ジョン・レノン氏の没後も歌い継がれる歌の命、
平和への祈り・・・
自由訳を味わったあと、英語の原詞を見た。
no heaven
no hell
とても強い表現に感じた。
私の偏見かもしれないけれど、
アメリカやクリスチャンというと、天国を強く信じている
イメージがある。
その文化の中で、40年近く前に、
この歌詞を発表するのは、勇気がいったのではないかと、
勝手に想像した。
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