無事に保護
昨日の朝、
自宅を出て行方不明になった母の古い友人が、
昨夜遅くに、
無事に保護されていたことがわかった。
彼女は昨年、脳の手術に失敗し、
記憶障害になった。
過去の記憶を失い、今の言動も次の瞬間に忘れてしまう。
もともと社交的で活動的な方で、今もよくしゃべるので、
一見とても明るく元気なように見える。
が、実際には、面倒を見るご主人に負担がかかっている。
昨日も、ご主人が思わず怒ってしまうと、
彼女は機嫌を損ねて、自宅を飛び出したらしい。
夜、自宅からかなり離れた駅で保護された。
ふだん1人で外出しない彼女が、
どうやって電車に乗り、1日中どう過ごしたのか、
本人にも誰にもわからない。
なにはともあれ、無事に帰宅できて、ほっとした。
と同時に、両親や親族が高齢化しているだけに、
他人事とは思えない。
実は、私の父にも、よく似た傾向がある。
調子よく話すので、
福祉担当の方と一見会話が成立してしまい、
数分間の簡単な検査はクリアしてしまう。
実際は、食事も病歴も職歴も、全然事実と違うのに。
時々、防犯や安全上、ヒヤッとする場面がある。
いつ何が起こっても、不思議ではないかもしれない。
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