「サードラブ」
知人に聞いて、「サードラブ」を手に取った。
サードラブは、
3回めの恋ではなく、大人どうしの恋という意味。
「サードラブ」 サンプラザ中野著 講談社
読み進めるうちに、思わぬ展開に胸が痛くなる。
単なる不倫や浮気の話ではなく、
社会問題にまで踏み込んだ深い深いストーリーだった。
内容はあえて書きたくないので、
抽象的になってしまうけれど、
何かがあって改めて気づく家族の愛情、大人の恋愛、
障害者の方の性の問題、
子どもに対する親の大きな愛情とせつなさ、
どの登場人物の気持ちに寄り添って読むかによって、
何通りもの読み方ができそうなストーリー。
一見、ハッピーエンドかもしれない。
あるいは、一番つらい終わり方かもしれない。
そしてこれから、それぞれの人生を生きていく。
一度といわず、ぜひ何度か、
違う気持ちで読んでみてください。
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