花が咲く理由
祖父の命日が近づくと、なぜか突然、
祖父とのエピソードを思い出すことがある。
今日、突然思い出したのは、
「花は何を思って咲いている?」
と聞かれたこと。
当時私は、幼稚園か小学生
くらいだったと思う。
祖父と一緒にお散歩していたとき、花を見つけた。
私は柔らかい花びらをなでるのが大好きで、
いつものように花に触れていた。
すると、祖父が私に問いかけた。
「この花は何を思って咲いている?」
私がどう答えたのかは思い出せない。
祖父の答えだけが、今、記憶からよみがえる。
「花は、人間にほめてもらうために
咲いているのではない。」
たぶん、当時の私は、
その意味は全くわからなかったと思う。
でも何か、感じるところがあったのかもしれない。
こうやって、記憶に残っているのだから。
今思うと、とても深い問い。
命日には、この豊かな問いとともに、お詣りしよう。
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