学校という組織に興味を持つ理由
日本スクールコーチ協会のところでも
書いたけれど、
学校の先生にコーチングを使ってほしい、
職員会議を元気があふれる場に変えたい、
という願いが、私の中で強まっている。
なぜ?と、さかのぼっていくと、
思い出したことがある。
私は学生時代に短期間、保育園でバイトした。
子どもたちと接するのは、
とっても大変で、とっても楽しかった。
時給は笑っちゃうくらい安かったし、
帰りには歩く気力も残っていないほど、くたくたになったけど。
保育士という進路も、ちょっと真剣に考えていた。
でも、その思いは、数ヶ月で消えた。
その理由の1つは、職員室の舞台裏。
バイトの私は、少々のことは耐えられた。
職員室にいる時間は短いし、責任も被らないから。
新人の先生が、お1人で悩まれていた。
それを見ていられなかった。
彼女はいつも、子どもたちを笑顔で全身で受け止めていた。
子どもたちは、残酷なくらい素直で正直。
「○○先生、だ~い好き」「○○先生、遊ぼぉ」と、
いつも子どもたちに囲まれていた。
でも、ムリを通そうとする親御さんからは、
「先生は子ども生んだことないからわからないのよ。」
「若いから苦労を知らないんでしょ。」と責められた。
ベテランの先生は、「ほっておけば?」と取り合わなかった。
その後、小学校の先生からも、同じような話を聞いた。
そのとき思った。
先生って、1年めから孤独なんだ。。。
会社員になった私にも悩みはあったけど、
1年めの1ヶ月めから1人で矢面に立つことはなかった。
取引先には先輩と同行し、社内でもつきっきりで教わった。
それでも、ビジネスマンのストレスを山のように見てきた。
コーチングに出会って、組織の中の人を元気にしたいと思った。
そのときは、学校は意識の中にはなかった。
最近、学校という組織にも、何か力になりたいと思う。
未来を担う子どもたちに関わりたいという夢をもって、
先生という厳しい職業を選んだ方々が、
夢を生き続けられるように。
学校でも企業でもお役所でも、
正社員でもアルバイトでも、
働くことの楽しさを満喫できる組織は、絶対つくれる。
プログラムの構想はある。
どうやって、アプローチすればいいかはわからないけれど。
私が保育園のバイトを辞めた最大の原因は、
人間関係ではなく、
ある政党の選挙応援や新聞購読を
しつこく誘われたからでした。。。(^^ゞ
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