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2008.09.02

亡き恩師の声を聴く

お仕事の節目の時期や、大きな契約の満了時には、
やり遂げた達成感とともに、今後の不安が頭をかすめる。
フリーランスの自由さと不安定さのはざま。

不安が大きくなると、次々とよくないことを連想してしまう。
もともと想像力が強いので、どこまでも果てしなく広がる。

NLPやコーチングを長くやっていると、
自分で解消したり、それを活用することもできるけれど、
私が昔から長くつきあい続けている思考の癖なので、
その根っこをきちんと見ておきたくて、私のコーチと話した。


Spathiphyllum話すうちに、
「師範の声」というイメージとともに、
私が中小企業診断士に登録するときに
お世話になった、恩師のことが浮かんだ。

とても厳しい方だった。
ご自身にも、後輩にも、
仕事相手にも、仕事の成果にも。
その姿勢から、フリーランスの心得として、多くを学んだ。

少しでも甘さが見えると、容赦なくお叱りが飛んできた。
一方で、私なりの考えをもって先生に反論すると、
生意気で未熟な私の話を聴いてくださって、
「やってみろ。」と、リスクをとってくださったこともある。
どこかで私の名前を見つけると、必ず連絡をくださった。


数年前のエピソードなどを、次々と思い出したのは、
どんな意味があるのだろう。
今の私は、先生に顔を合わせることができるだろうか。

慣れてきた仕事に慢心していないか、
お世話になった方に礼を尽くしているか、
そんな問いを感じて、背筋が伸びる思いがした。

2年前に亡くなられて、
もう直接教えを請うことはできないけれど、
今もなお、こうやって私を導いてくださっている。
いい師匠にめぐり合えたことに感謝しながら、
先生からいただいたことばや教えを1つ1つ心に刻み直した。
 関連記事:「恩師の訃報」(2006.07.23)

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

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    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
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    叶えられるよう、
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    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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