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2009.03.23

「おくりびと」で考える仕事の意味

映画「おくりびと」を観た。
 「おくりびと

前日に最高の居場所ライブで
ハタラク誇り」について考えたばかりのせいか、
「おくりびと」の映画の中で、
納棺師という職業の描かれ方について、
働く意味という観点から考えさせられた。


蔑むという立場からは、
広末涼子さん演じる奥さんのセリフで、
  ・けがらわしい仕事
  ・子どもに説明できるの?
  ・いじめの対象になる
友人からも「もっとましな仕事につけ」 など

誇りを持って仕事をするという観点では、
 ・求人広告のキャッチフレーズのはずだった
  「安らかな旅立ちのお手伝い」
 ・故人のご主人がお礼を言う場面で
  「今までで一番きれいだった」   など


どちらも同じお仕事の説明。
どう説明しても、業務内容は変わらない。
でも、「人に言えない仕事」と思って働くのと、
「安らかな旅立ちのお手伝い」をして感謝される
お仕事だと思って働くのは、
働く意味やモチベーションは全然違ってくる。

そんなことを考えさせられた映画。
といっても、考えたのは見終わってからで、
研修で使えるなぁと考え始めたのはもっと後で、
観ているときは、涙涙・・・で感動してました(^^ゞ

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コメント

映画を見ていて、納棺師という職業の描かれ方については、何で職業差別を受けるのだろうか??と、率直に分からなかったです。

私の周りに、お悔やみ関係の仕事の人がいないから、そういう人たちが世間でどう見られているかとかを、生で知る機会が無かったからかもしれません。

心より尊敬すべき仕事と思うのですが・・・

この映画を機に、納棺師協会では問い合わせが殺到していると聞いたし、世間の見方も変わるでしょうね。

アミーゴ、コメントありがとう(^^)
映画での描かれ方は、夫婦愛や地域や友人との関係が深まっていくのを示すための、ストーリー上のコントラストかなぁと思いました。
実際の世の中では、お世話になることがわかっていても、現象だけとらえてしまうことが多いのではないかなぁ。
映画の中のモックンのセリフでも、「仕事を辞めて」という奥さんへの反論には、「死体を触るから?」という表現が使われていて、
仕事の誇りを示すときは、「ご遺体」という表現がされていたので、そういうところで表現されていたのでは?と思っています。

この映画のおかげなのか、最近、葬儀場からの営業電話が増えた気がします。
「今から会員になってご準備を・・・」って。
要介護の高齢者と同居する身としては、それもどうかと思う今日このごろ(^^)

まこさま

先日はありがとございました!
私も「おくりびと」見ました。父が去年亡くなったこ
とあり、いろんな意味で感動しつつの涙が流れつつ見ておりました。

いろんな仕事に対する勝手なイメージって実際にも
ありますよね?

心理学を勉強しているといっても「すごいね~」と
いう人もいるし「なんかあやしい~」と笑いながら
いう人もいるしで。。自分の仕事に映画後半の『もっ
くん』のように自信をもってやりたいものですね!

福住先生

私も先日家族で「おくりびと」を観ました。
笑いあり、涙ありで、観終わったあとも家族全員で、亡くなったら自分の棺はどのクラスにするとか、何を着せてほしいとか、納棺師さんにどんな化粧をしてもらいたいだとか、盛り上がった不思議な映画でした。
私も人の「尊厳」について、いっぱい考えされました。

PS.
昨日はご連絡、ありがとうございました。
とてもうれしかったです!
また顔を出しますので、よろしくお願いいたします

先生に感謝

☆なちゅらさん
 ありがとうございます。
 なちゅらさんも、NLPや心理学、あやしいって言われたことがあるのですか。私もよくありますよ~
 なちゅらさんが受付にいてくださると、場がやわらかい雰囲気になって、いいお仕事をされているんだなぁと感じています。

☆やまもとさん
 こんにちは。
 ご家族で一緒に見られたのですね。
 亡くなったら・・・という話題は、ふだんはなかなか難しそうなので、いい機会でしたね。
 近いうちに、またお会いしましょうね。

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プロフィール

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    パートナーとして、
    人材育成、
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    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
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    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
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    ・中小企業診断士
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    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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