接続詞1つで意識が変わる
かなり前に読みかけたまま、忘れていた本を
発掘した。
「文章は接続詞で決まる」
「文章は接続詞で決まる」 石黒圭著 光文社新書
コーチングやNLPの学びを深めていくと、
なにげなく使うことばが、
大きな力を持っていることを実感する。
クライアントさんにあいづちを打つとき、
接続詞1つで、セッションの空気ががらっと
変わることも多い。
簡単な例でいうと、
クライアントさんにチャレンジを促したり、
違う視点を試していただきたくて、
そうですね。「でも、・・・」
そうですね。「では、・・・」
たったこれだけの違いでも、
クライアントさんの反応が全然違ってきて、
その後の決意や選択が変わってくる。
私は経験則と直感だけでとらえていたけれど、
この本では、接続詞を10種類に分類して、
体系立てて、文学書などの例文をあげて、
わかりやすく説明してくれる。
ある著名な方が、
「~というわけです。」「~ということになります。」
という言い回しを多用されるたびに、
なぜか私が引っかかりを感じていた理由も、
この本で明確になった。
作者は文末に使う「のだ」「わけだ」などを「のだ系」と称して、
読み手が断片的または誤認識をしている。
それを解消する情報を書き手が持っている。
使いすぎると押しつけがましくなる。
「わけだ」はうまく使うと説得力が高まるが、
書き手の無理な解釈を押しつけられた
気がする恐れがある
という。
だから、他人に勝手に決めつけられるのを
極端に嫌う私に、抵抗が生まれていたのね。
それがわかれば、
なんとなく敬遠していた彼女の著作も
抵抗なく読めそうな気がしてきた。
今度、手にとってみようかな。
接続詞の意味がわかっただけで、
私の意識がこんなふうに変わるなんて、
やっぱり、ことばの世界はおもしろい。
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そうそう!私もあるときから
「そうかもしれません+ね~」
と気をつけています
どうやらこの「ね~」
が重要なようですね~(^-^;
投稿: ちゃめろん | 2010.01.31 18:47
ちゃめろんさん、貴重なコメントありがとうございます
)
「ね~」が重要なのですね。
私も見習います。
また情報交換しましょうね~(この「ね~」はちょっと違う?
投稿: まこ | 2010.01.31 21:58