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2010年3月

2010.03.30

花束で窓口卒業

2006年からお世話になってきた堺商工会議所の
経営相談窓口のお仕事を今日で終えた。

昨年の事業仕分けで地域力連携拠点事業が
廃止された影響で、相談窓口がなくなる。

堺は私が生まれ育った地域なので、
ふるさとの企業が元気になる一端を担えればと
願いが強いだけに、今回の終了はとてもさびしい。


誰でも気軽に来れる無料相談窓口だからこそ
聴けるお悩みがたくさんあった。
名目上(?)、売上や営業のご相談や質問で
始まった会話が一段落すると、
実は・・・と、本音が始まることが多かった。

一見、ちょっとしたお悩みに聞こえるようなこと。
でもそれは、本当は一番誰かに聴いてほしいこと。

社内の人や身内には相談できないし、
わざわざそれで専門家を訪ねるほどでもないし、
そんな思いが、相談のついでという形で語られる。


人が好きで、人に関わることが好きな私には、
こういうお話を聴くのはかけがえのない時間。

聴きながら、気持ちが変わる視点を見つけたり、
やってみたくなる小さな一歩を見つけたりすると、
相手の方の表情や声が、がらっと変わる。

そんな様子を見ると、とても幸せな気持ちになる。


課題そのものを1つ1つ解決することよりも、
課題を解決できる力を自分の中に取り戻す。
私はたぶん、そんな試みをしてきた。

開業率、売上高などの指標で測れない世界。
強いて言えば、笑顔度、晴れやか度とか、そんな世界。

そんな場を私に与えてくれた支援機関と、
時には苦しい試練に真摯に向き合ってくれた
大勢の相談者のみなさま、
今までありがとうございました。


Flowerそしてなんと、
長く窓口を利用してくださった
アパレル店の経営者さんが、
花束を持って最後の相談に
訪れてくださった。

思いがけないサプライズに
感激!
ありがとうございました!

2010.03.29

就活で人生を学ぶ光景

Jinchogeあるビルのトイレの列に
並んだら、
就活帰りらしき女子2人が
しみじみした口調で語る
のが聞こえてきた。


「何でも自動でできたり、
 誰かが勝手にやってくれるのって、
 当たり前って思ってたよなぁ。」
「人間、あかんようになるなぁ。」
「学生やし、関係ないし、って思ってたし。」
などなど。


就活の過程で、何か、人生で大切なことを
学んでいるみたい。
いい感じ。
応援したくなる。

2010.03.28

口紅で思い出した昔の私

Sakura口紅を買った。
春だから、ではなく、
 手持ちのがなくなってきたから。
春らしい色、ではなく、
 お仕事先で浮かないベージュ系。


昔の私は、
毎年、春と秋の新色が出るたびに
雑誌や売場で各ブランドを真剣に見比べて、
お気に入りの1本を選んでいたし、
クリスマスなどの限定コフレも必ず手に入れた。

当時は、ピンク系だけでも10本以上持っていて、
微妙な色やつやの違いで使い分けていた。

それ以外の化粧品も、
英語が堪能な友人が個人輸入していたので、
情報交換しては、一緒に取り寄せてもらってた。
型番を言えば、友人たちと会話が成り立った。

お小遣いは、お化粧品やおいしいケーキ屋さん、
ファッション誌、お洋服などなどに消えていた。
ビジネス書なんて、1冊も持ってなかった。


私にも、女の子~な時代があったのね。
今や、思いっきり過去形。。。


当時の私と、今の私が出会ったら、
全然話がかみ合わないかも。
昔の私は、今の私には興味がないし、
今の私は、昔の私は別世界の人に思える。

唯一の共通の話題は、キティちゃんくらい?


帰宅して、新しい口紅をつけてみたら、
ちょっと色味がなさすぎて、地味すぎたかも。

2010.03.27

おしゃべりDAY

Katakuri居心地のいいお友達のホームオフィスで、
お昼から夕方まで、半日、語り続ける。

彼女は起業10年になる先輩で、
ビジネスに対する姿勢やライフスタイルが
かっこよくて、刺激やヒントをいただく。

今日は、私の相談にのってもらう目的もあって、
私も、ふだん人には話さないようなことも、
オープンにさらけだして語る。


人生の先輩として、
女性1人でお仕事をしている先輩として、
全く異なる分野の事業家として、
掘り下げてもらったり、アドバイスをもらったり、
彼女の経験や近況を聞かせてもらったり、
共通の知人の事業について聞かせてもらったり、
さまざまな角度から話しているうちに、
頭の中が整理されていく。


語り尽くしたころに、もう1名の友人が合流する。
専門分野で活躍されながら、
昨年大きな挑戦をされて、ステージを広げた方。
おしゃれなお店でおいしいディナーをしながら、
そんなお話を聞かせてもらいながら、
ここでも女性3人の会話は止まらない。

ビジネスについて、ゆるくまじめに語る。
私にとって至福の時間の過ごし方。

ロールモデルが少ないと嘆く女性が多い中、
しなやかなスタイルを見せてくれる憧れの女性が
私の周りには大勢いることに、とても感謝します。

2010.03.26

女性上司に求めるのは男性性?

asahi.comで見つけたニュース。
理想の上司、関根勤さんと天海祐希さん

今年の新社会人へのアンケートによると、
理想の女性上司は、
 1位:天海祐希さん
 2位:真矢みきさん
 3位:江角マキコさん

リーダーシップには、
女性性と男性性が必要と言われるけれど、
理想の3人は、男性性が強そうな方。
美しくてかっこよくお仕事されていて、
冷静にきちんと叱ってくれそう。

ビジネス書では、ほめるブームだけど、
新社会人のみなさんは、叱ってくれそうな方が
並んでいるのが興味深い。

管理職の方向けに、
感情的に怒りをぶつけるのではなく、
部下が成長するための叱り方の研修などを
ご提案したほうが、
若手を本当に育成できるのでは?と思った。


ツボをおさえた叱り方も、
本質はほめ方と同じなので(と私は思うので)
そういう研修、しませんか?>企業さま。。。

2010.03.25

高層オフィスで濃い時間を過ごす

先日知り合った中小企業診断士の方のオフィスを
訪問させていただいた。
駅近の高層マンションの一室で、
見晴らしのいい眺めと、すっきりしたお部屋が
とってもかっこいい。


環境のいいお部屋で話していると、
どんどんアイデアも浮かんでくるし、会話も弾む。
あっというまに濃い時間が過ぎ去っていく。


誠実なお人柄で、対応しきれないくらいたくさんの
ご依頼が次々とくる、売れっ子の先生。

が・・・
今のポジションを築かれるまでには、並々ならぬ
ご苦労を経験されていた。

そして、ここにオフィスを構えられたときは、
まだお仕事がないころだったという。
その思い切りが、成功の秘訣なのかもしれない。


私は、いつか大阪の真ん中の便利なところに
きれいでかっこいいHome Officeを持ちたいと、
もう何年も、願い続けている。
時々、住宅情報を検索しては、希望する物件の
家賃の高さにため息をついているだけ。

とんでもない無謀にはNoだけど、
前に進むためのリスクはとって、チャレンジしたい。
その見極めが難しいけれど、
素敵なオフィスのモデルを見せていただいて、
憧れのイメージがまた膨らんだ。

どうもありがとうございました。

2010.03.23

7つの贈り物

「7つの贈り物」のDVDをやっと借りられた。
 7つの贈り物 コレクターズ・エディション


公開されたころ、英語のサイトでTrailerを見て、
かっこいいなぁと思って、早く見たかった映画。


が、途中まで、主人公が何を意図しているのか
あまりよくわからず、Trailerのイメージとは
ちょっと違うなぁと感じた。

勝手なイメージだけど、主役のウィル・スミスは、
社会派っぽいイメージがあって、
何かメッセージ性のあるのだろうなぁと思いながら、
ストーリーを追った。


後半、ほとんどエンディングに近くなって、
ようやく全体のストーリーがつながった。

7つの大罪、のようなタイトルだなぁ、
キリスト教がベースになっているのかなぁ、と
漠然とは思っていたけれど、まさしく贖罪のお話。


だから、コピーが、「あなたは受け取れますか?」なのね。

受け取るには、あまりにも重すぎる贈り物。
受け取った人たちは、後から事情を知って、
どんな思いで生きていくのだろう。


現実に起こったら耐えられないけれど、
映画としては、私は見終わったあと、こうやって
あれこれ考えさせられるお話は、かなり好き。
見ごたえのある映画が好きな方にはおすすめです。

2010.03.22

せつない知らせ

Candle休日の朝早く、
遠い親戚からの電話は
たいてい、よくない知らせ。
覚悟しながら電話に出ると、
1ヶ月以上前に、
母の叔母(私の祖母の妹)が
亡くなっていたらしい。

ご主人も高齢で、会館でのお葬式の手配や
参列者への連絡や対応が負担になるので、
近しい親族にも知らせなかったとか。

なんだか切ない。


自分の身に照らしてみると、どうなのだろう。
順当に、いずれ私が両親を見送るとすれば、
親戚や友人に連絡をとることはできる。

では、私のときは?
間に立って連絡してくれる人もいないし、
親戚にも仕事関係者にも、連絡が届かない
かもしれない。


創業相談や経営相談では、私はよく、
「最悪の事態のことは、元気なときに
 しっかり考えておいてくださいね。」と言う。
ビジネスのことだけでなく、生活も同じだと、
身につまされた。

人生のリスクマネジメント、考えてみます。

2010.03.21

春の嵐

昨日から、春の嵐。

温かい朝、曇っているなぁと思いながら
玄関の外に一歩踏み出したら、
鼻とくしゃみと涙が止まらない。

外が真っ白なのは、黄砂だったのね。
私は花粉症ではないけれど、黄砂のシーズンは
同じような症状になる。


黄砂って中国から飛んでくるのだったっけ?
遠路はるばるやってくるのはすごいなぁと
感心するけど、
できればそんなに来ないでほしい。。。

2010.03.20

指示は正確に

Primroseコンサルティングに
訪問した企業さまで、
強みを再確認する。

プロジェクトメンバー
以外の社員さんたちにも
協力をお願いして、
ポストイットに書いていただいていたので、
それを素材にしてディスカッションするのが
今日のメインイベント。


模造紙に貼って分類する作業の開始直後、
思わず、みなさんと顔を見合わせて笑った。

自由な雰囲気の会社。
ポストイットの書き方も、なんてフリーダム。


正方形のポストイットは、
のりのついた面を上にして使うもの、というのは、
どうやら、私の思い込みだったみたい。

左右に使った人、
なんと、下に持ってきた人、
そして、同じ人がいろんな方向に使っていたり、
裏面に書かれた方もいらっしゃった。


確かに私は前回、そこまで説明しなかった。

研修やワークショップでも、
演習の前は、丁寧すぎるくらいに丁寧に説明したうえで、
繰り返して確認することを心がけているけれど、
まだまだ気づかない思い込みがある。


日常のコミュニケーションミスも、
こんなふうに生まれていく。
人によって解釈が違うことを想像できなくて、
ときには、相手を傷つけてしまったり、
ときには、大きな失敗につながることもある。

今日の場合は、笑い話。
気づきと、次回からの話のネタをいただいて、
楽しく会社をあとにした。

2010.03.19

勉強会のアフターで

知人が主催する、士業が中心の勉強会に参加した。
勉強会もとても濃かったけれど、
勉強会が2時間半、アフターが3時間半で、
どちらがメインかわからない。

お酒が飲めない&実は人みしりが強い私は、
初対面の方ばかりの集まりでは、めったに
懇親会には参加しない。
まっすぐ帰る予定だったのに、
何かヒントが見つかりそうな予感がして、ついていった。


最近活躍の場を広げられている士業の方の
今後の展開が話題の中心になり、
気がつくと、一生懸命、口をはさんでた。
周りの方の意見もほぼ同じ。
みんな、他の人のことはよく見える。
軸にして、攻めるべきところも、
絞り込んで、手放すべきところも。


私も今、方向転換するタイミング。
やりたいことが少し変わってきた確かな兆しを
感じ取っているから。

自分のことはつい後回しにしてしまうけれど、
自分という手ごわいクライアントと向き合う
覚悟を決めれば、セルフコンサルティングも
ある程度まではうまくいきそう。

そしてもちろん、こういう仲間たちの手と頭を
ぜいたくなくらいたっぷり借りて、
自分では切り捨てられないところをばっさりと、
自分では踏み出せないところを思いっきり、
まな板の上に乗ってみる覚悟も必要。


重いものと向き合おうとしているのに、
なぜか気持ちが軽くなった。

2010.03.18

楽しいおもてなし

昨夜は、おもてなし名人の中小企業診断士の先輩と
2~3年ぶりにお会いした。

待ち合わせ場所までの経路や乗換えも詳しく
メールをいただいて、時間ぴったりに到着。
連れて行ってもらったお店は、
六本木にあるアメリカンなお店。

店内の装飾もテーブルも、店員さんの衣装も、
全部赤と白のストライプ。
ワタミが経営しているらしい。

店員さんに話しかけると、とても愛想よくて、
このアメリカのお店が、
トムクルーズの映画「カクテル」の舞台になったこと、
店員さんの洋服にぎっしりつけているバッチは、
がんばって認められるともらえること、
などを教えてくれて、会話を楽しめた。

Drinks人でお店を選ぶ私には、
うれしい体験。

お料理はさすがアメリカン。
ボリュームに驚き、
ネーミングで選んだドリンクの
鮮やかなブルーに驚く。


アフターは、お友達が経営されているバーに
案内していただいた。
マンションの1室で、オフィスの屋号が出ていて
誰もバーとは気づかない隠れ家。
おしゃれなお店で、フレッシュフルーツで
ノンアルコールカクテルを作っていただいて、
オーナーさんや女性のバーテンさんに
楽しくおもてなしいただいた。


素敵な夜を、ありがとうございました。

2010.03.17

「キャリア教育シンポジウム2010」でわくわく学ぶ

本間正人さんのTwitterで知って、
「キャリア教育シンポジウム2010」に出かけた。

前半は、事例発表。

企業の方と、キャリア教育コーディネーターさんが
お2人一緒に登場され、それぞれの立場から
語ってくださったのが楽しかった。

司会は、フリーアナウンサーの香月よう子さん。
1社あたり20分という短い時間の中で、
詳しく説明してもらったり、自由に話してもらったり、
ミニデモンストレーションをしたりして、
発表者それぞれの魅力を引き出しながら、
内容も詳しく、鮮やかに印象づけられた。
さすがプロの技!

企業の方が、忙しい中で、時間と労力を割いて
取り組んたメンバーが、モチベーションが上がり、
リーダーシップが磨かれたというお話に、
企業教育としても広がっていく可能性を感じる。


後半は、本間正人さんコーディネートによる、
宣伝会議の田中里沙さん、
スクールアドバイスネットワークの生重幸恵さん、
文部科学省の新田正樹さん、
経済産業省の林揚哲さん、
のパネルディスカッション。

本間正人さんの軽妙で絶妙な采配で、
パネリストのみなさんがしだいに表情が和らぎ、
本音や秘話がこぼれていく。

キャリア教育とは、生きる力を伸ばすこと。
学校で知識を学び、企業や現場を実際に見て、
つながりが見えて、興味や希望が生まれる。


私が企業研修を通していつも願っているのは、
お仕事が楽しい!という大人を増やすこと。
子どもたちや学生さん、後輩社員さんたちが、
あんなふうになりたいと夢を持てる世の中にするために。

小学校のキャリア教育という切口は私の中に
なかったけれど、今日のお話を聴いて、
私も何か、その段階から関われないかなと、
とても興味をひかれた。


将来がわくわくする社会人のキャリア開発、
単なる就職対策ではない大学のキャリア教育、
社会と関わる意識を持てる中学高校の教育、
いろんな仕事に興味を持てる小学校の教育、
何かいろいろ動きたくて、うずきはじめた。

2010.03.15

ぼたもちとおはぎの違い

ぼたもち と おはぎ の違い、わかりますか?


Botamochiこんな説明が書かれた
広告を見つけた。

春のお彼岸は、
牡丹の咲くころだから
「ぼたもち」
秋のお彼岸は、
萩の咲くころだから
「おはぎ」


おはぎ、しか知らなかった。
そもそも、春にぼたもちを食べる習慣も知らなかった。


季節のことば。
意味を知ると、美しい。
後々まで語り継ぎたいことば。

おいしいお茶を入れて、食べたくなった
・・・と言いたいところだけれど、
残念ながら私はあんこが苦手(^^ゞ

2010.03.14

友人の新規事業のお話を聴く

Sweetheart数年ぶりに、
かつて中小企業診断士の
受験勉強を一緒にしていた
友人と会った。

彼女は長年の会社経営者で、
既存事業とは異なる分野の
新規事業を立ち上げられるので、
率直な意見や感想などをきかせてほしいと、
連絡をくれた。


こういうときに、もう何年も会っていない私を
思い出して、声をかけてくれるのがとってもうれしい。


新しい事業への思いやアイデアを聴きながら、
これまでもいつも時流にあった新規事業に
挑戦されてきた彼女のセンスと行動力に
さすが経営者!と思う。

彼女の人生と会社の新しいステージが
順調に進みますように。

2010.03.13

自分への問い

コーチング中、ふと口をついて出た質問が、
私自身に返ってくることがある。


正確な表現は思い出せないけれど、
こんなことをクライアントさんに問いかけた。

「お客さんのため・・・
 ○○さん、いつも大事にされてますね。

 本当にお客さまのため、ってどういうことですか?

 本当にそうなのか、どうやってわかりますか?」


クライアントさんが、「うわっ!」とうめいたあと、
絶句した様子に、問いの重さに気づいた。

文脈ぬきで、会話の一部だけを切り取っても、
ブログでは伝わりにくいかもしれないけれど。


セッションを終えた後、その問いはそのまま
自分への問いとしてリフレインした。

コーチングでも研修でも、
クライアントさんや参加者のみなさんが主役、
心の奥にある思いを汲んで、
本来持っている大きな存在を信じて、
クライアントさんの人生全体を大きくとらえて、
・・・
このようなことをいつも考えている。

はたして、私は本当にそれができているのか?
本当にクライアントさんのためになっているか。

大きくとらえること自体が目的になっていないか。
テクニック的に感動を演出していないか。
何か、見落としていないか。


考えても答えは出ない気もするけれど、
思いが強すぎるとき、
よかれと思って動くとき、
当たり前と思うことを見つめ直してみようと思った。

2010.03.12

美容室ジプシー卒業

Roseこの1年くらい、ずっと
行きつけのお店にできる
美容院を探し続けてきた。
HotPepperで雰囲気が
よさそうなところを探しても、
接客がいまいちだったり、
技術も雰囲気もよくても、
2時間ずっと商品PRを聞かされて疲れたり、
美容室めぐりが嫌になってきていた。

やっと、ようやく、もう一度行ってみたいと
思えるお店に出会えて、とってもうれしい。


私と同じくらい小柄なスタイリストさんは、
必要なことは明るく元気に話しかけてくれて、
それ以外は、無理に話しかけずにいてくれて、
私の相談には、一生懸命アドバイスしてくれる。
とてもここちいい。

そろそろ、思い切って10cmくらいばっさりと
すっきりしたいと思っているので、
彼女になら、任せてみたいな、と思った。


やっぱり私は、「人」で選んでしまう。
洋服も、カフェも、美容院も。

来月、もう1度行くのが楽しみです。

2010.03.11

マナーを伝える難しさ

Coffee新入社員研修や
派遣会社さまの研修などで
ビジネスマナーの講師を
することがあるので、
私なりに、お仕事でも
気をつけているつもり。

ただ、ビジネスの現場では、知っていても、
相手の方の対応によって、とまどうことがある。


先日、ある企業さまの応接室に通されると、
中で待っていてくださった社外役員の方が、
立ちあがって笑顔で温かく迎えてくださって、
「こちらにどうぞ」と、お席をすすめてくださった。

それが・・・マナー的には最下座のお席。

決して、「あなたはこの席でいい」という扱いではなく、
単にご存じないだけ。


こんなとき、伝えるべきかどうか、とても迷う。
マナーは、単なる形式ではなく、
相手の方に気持ちよく過ごしていただくための
コミュニケーション。
最適解は状況によって違ってくるから。


私自身はコンサルタントとして上に立ちたくないし、
お仕事をいただく立場なので相手がお客さまだし、
年齢やキャリアも下で、どの席でもかまわない。
個人的には、来客用の長いソファよりも、
1人がけの椅子のほうが座りやすいとも思う。

なので、その場のことだけを思うと、
そのまま黙って座るほうが、
すすめてくださる相手の好意を尊重できる。


でも、後から来られる社員さんがとまどったり、
今後、本当に大事なお客さまを迎えるときに、
社長や会社に恥をかかせてしまうかもしれない。

その日は、迷う間もなく、若手社員さんが加わり、
空いている長椅子に座られて、
私もそのまま座って、会議が始まった。


すぐ後に、コーヒーを持ってきてくださった女性が
配置を見て困った顔をされていた。
コーヒーも、その役員さんはお盆に手を伸ばして
真っ先にご自分のカップを取られた。
女性が小声で、「すみません」と囁かれたので、
笑顔で目配せして、大丈夫!とサインを送った。


この企業さまは、お客さまを心から大切にされる
風土が浸透していて、どの社員さんと接しても
感動するくらい丁寧な応対をしてくださる。
それだけに、社外役員さんが印象を落としたら
もったいなさすぎる。

やっぱりここは、外部から関わっている私が、
他の方がいらっしゃらないタイミングを見て、
さりげなくお伝えしたほうがいいのかな。

あと数回お邪魔するので、偉そうにならないように
さりげなく伝えるのを私の宿題にしよう。

2010.03.10

言葉で治療する

病院の待ち時間に、
鎌田實さんの「言葉で治療する」を読んだ。


言葉で治療する」 鎌田實著 朝日新聞出版

鎌田實先生は、
心ないことばを投げる医師や環境に対して
憤りをあらわにしながらも、
そんなことばに傷ついた患者さんだけでなく、
厳しい環境の医療現場で、
自分が感染するリスクをとりながら
献身的に看護や介護をしている医師や看護師に
温かい目を向ける。


医療従事者側に優しいことばを一方的に
要求するのではなく、
医療や介護を受ける側からの「ありがとう」も
優しいことばも必要だという。


これは、親と子ども、学校の先生と保護者、
企業の上司と部下、店員さんと生活者、
などなど、どこでも同じだと思った。

サービスを受ける側だから、
弱い立場だから、
してもらって当たり前という傲慢さが
いつのまにか生まれてしまう。


人にどっぷりと関わり、
使うことばが相手にとても影響を与える
お仕事をしているので、
ビジネスの参考のために読み始めたのに、
病院で読んだせいか、
妙に臨場感があって身にしみる。

そう思うと、自然に
「ありがとうございました」に気持ちがこもった。

2010.03.09

おもてなしの心に元気づけられる

Anemone久しぶりに声がききたくて、
いつも温かく接してくれる
友人に電話した。

ほんわかした柔らかい声を
きいているだけで
心が癒されていく。


お忙しいかなと思いつつ、
「近いうちに会いたい」と甘えてみたら、
「うちに来る?朝からおいでよ。
 お昼も夜もおいしいものを食べながら、
 1日、ゆっくり話そう。」と
うれしすぎる提案。


彼女はお仕事でも、
お客さまの期待をはるかに超えた企画を出されて、
丁寧にどっぷりと面倒を見て、
絶大な信頼を得ている方。

プライベートでも、突然電話した私にまで
こんなに温かいおもてなしの心を見せて
いただいて、じ~んときた。
ここまで気持ちを汲んでもらったら、
感謝の気持ちに満たされて、
お悩みなんてどこかに飛んでいきそう。


お互いのタイミングが合う、月末の日程に
決めたので、今月いっぱいそれを楽しみに
心待ちに過ごします。

2010.03.08

磨いて光る

2007年から2008年にかけて受講していた、
CTIジャパンのコーアクティブ・リーダーシップ・
プログラムの「神輿」の仲間に会いに行った。

会場に入ると、2年ぶりに会う仲間たちが
一皮も二皮むけて、すっきりとシンプルに、
一回りも二回りも、大きく輝いて見える。


そこに、私たちのコースをリードしてくれていた、
アメリカ人のリーダーのサムが登場。

この2年間、ずっと、サムに会いたくて、
会ったときに成長したと思ってもらいたくて、
チャレンジしたり悩んだりしてきたはずなのに、
いざ、対面すると、かえって何もことばが出ない。

神輿の仲間とも、2年ぶりの人も多いのに、
やっぱり、ことばにならない。
いっぱい、聴きたいことも聴いてほしいことも、
積もり積もっているのに。


サムや神輿に聴きたかったことを
自分自身への問いとして持ちながら、
明治神宮に参拝した。

おみくじに書かれた答えは
「みがかずば玉の光はいでざらむ
 人のこころもかくこそあるらし」

今年のあり方を「光を呼吸する」と決めた私に
ぴったりのおことば。

年度の変わりめで、別れと出会いの季節。
クライアントさんや企業さまにも、自分にも、
光を届けられるように自分を磨きます。

2010.03.07

門出を祝って食べ納め

昨日は、感慨深い思いを胸に、
大好きなケーキ屋さん「天然工房なちゅらぶ」に
足を運んだ。
なちゅらぶさんは、本日3月7日で閉店する。

遠方からも注文が入り、雑誌などにも掲載される
大人気のケーキ屋さんなのになぜ?

というのは、実はおめでたい理由。

店長さんが、先月ママになられたから。
子育てに専念されて、またいつの日か、
何らかの形でこの世界に戻られるとか。


創業時に、当時大阪府の支援制度だった、
「テイクオフ大阪21」(事業可能性評価事業)を
活用されたのをきっかけに店長さんを知って、
2006年に堺商工会議所の創業塾で講演して
いただいたのが、おつきあいの始まり。

長年の、お店と店長さんとケーキのファンの1人として、
正直、さびしい。

けれど、1人の女性の生き方として、
彼女の決断と行動力を、心から尊敬する。
お好きなお仕事で自分のお店を開かれ、
今度は、育児という大切なお仕事へと、
人生の大切な局面で、潔く大きく舵を切って、
ご自身の人生を切り拓いていかれる。


Cake最後の最後に、
なちゅらぶさん名物の
いちごのゆばぷりんを、
1口1口、ゆっくりと
味わいながらいただく。

さびしいけれど、
なちゅらぶさんご一家の
新しい人生に、
おめでとうの気持ちをこめて。

2010.03.06

絵画の庭を散策

今日から始まったコンサルティングのお仕事を終えた後、
近くの国立国際美術館に足を運ぶ。

久しぶりの美術館。
昨年から地下鉄の駅などで、
奈良美智さんの作品のポスターを見て、
行きたいと思っていた、
「絵画の庭─ゼロ年代日本の地平から」。

土曜日の午後、混んでいると予想していたら、
案外閑散としていて、
絵画の庭を、ゆっくり散策する。

目当ての奈良美智さんの作品はもちろん、
現代アートの斬新な作品たちに魅了される。


Art自分へのお土産は、
展示室で一目ぼれした
ポストカード3点。
奈良美智さんの
「The Little Judge」
加藤美佳さんの
「カナリヤ」
小林孝亘さんの「Forest」

加藤美佳さんの作品は、写真みたいで、
何度も近づいたり離れたりしながら眺めた。

小林孝亘さんの作品は、光がとてもきれいで、
いつまで眺めていても飽きがこない。


しばらく、お部屋に3枚のポストカードを飾って、
報告書シーズンをのりきります!

2010.03.05

春を見つけに

自室にこもって、
明日のコンサルティングの準備をしていたら、
手持ちのポストイットが足りないことに気がついた。

自宅は不便な住宅街にあって、
最寄駅には調達できそうなお店がない。

それだけのために、バスと電車を乗り継いで
買い物に出かけるのも面倒だし、
カフェではコンサル資料も広げにくいので、
外でお仕事も難しい。


・・・と考えていたら気持ちばかり焦るので、
ネットで、自宅からなんとか歩いて行けそうなところに
ダイソーを見つけて、お散歩することにした。

日傘がほしくなりそうな強い陽ざしの中、
ふだんなら歩こうと思わない距離を、
薄い上着をはおって歩いていたら、
少し汗ばむくらいの陽気。

Sakura道すがら、
春のお花も見つけた。
これは桜?
まだ少し早い気が
するけれど、1本だけ
既に満開状態の
木があった。
春に出会えてうれしい。


住宅地のショッピングセンターにあるダイソーは、
文具の品ぞろえがいまいちで、
目当てのポストイットは2色しかない。
その2色なら、自宅に買い置きがあるのに(^^ゞ

4色使ってSWOT分析をしたかったけれど、
手持ちの材料だけで楽しめるように
なんとか工夫します(^^ゞ

2010.03.04

つくしをいただく

Tsukushi昨日会ったお友達が、
つくしを分けてくれた。
なんと、ご自宅のお庭に
生えてきたもの。
数年前から突然生える
ようになって、
お手入れが大変らしい。

そんなことをブログに書かれていたのを見て、
いいなぁとコメントしていたら、
摘んできてくださった。
  ありがとうございます。


早速、食卓にお目見え。
まだ開ききっていないきれいなつくしで、
苦味がしっかり残っていて、おいしい。

苦味のあるつくしや、たらのめやふきのとう
などを食べると、春の訪れを実感する。
春の味覚を、どうもありがとうございました!

2010.03.03

ひなまつりの夜に心を満たす

Momoひなまつりの夜に、
起業家のお友達に
お誘いいただいて、
女2人でうどんすき。

老舗美々卯のうどんすきは、
具材の種類も豊富で、落ち着いたテーブル席で、
目でも楽しみながら、ゆっくりと舌鼓をうつ。


と同時に、久しぶりにゆっくり会った私たちは、
近況、お仕事のこと、ご家族のことなどなど
積もる話をたっぷり語る。

私は自分1人だけの個人事業なので、
同じ立場でというにはおこがましいけれど、
事業を展開されている経営者のお友達とは、
ふだん考えていることを話し合えたり、
お互いの事業内容が違うからこそ、
素朴な感想を伝え合えたりする。


おなかも、頭も、心も、たっぷり満たされて、
幸せな時間を過ごせました。
本当にありがとうございました!

2010.03.02

道を聞かれて幸せに気づく

Arare最近よく、道を聞かれる。
土曜日にも2人、
昨日は30分の間に3人。

そして今朝は、
少し前を歩いていた方が、
立ち止まって、振り返って、
間に3人くらい他の人がいらっしゃったのに、
わざわざ私のところまで戻ってこられて、
近くの建物への行き方を尋ねられた。


偶然、かもしれないけれど、
それでも、立て続けに起こるのは何だろう?

どこにでもいそうな平凡な顔立ちで、
ぼーっと立っていたり歩いていたりするから
話しかけやすいのかな。

たいてい、ケータイをいじっていたり、
iPodのイヤホンを耳に入れていたりするから、
そうとも思えないのだけど。


救いは、いずれも、私が行き方を答えられる
ところばかりなこと。
方向音痴&地図が読めない私には、
知らない場所で地図を見せてもらっても、
説明できる自信がない。


行き方を簡単に説明できて、
相手の方がほっとした表情を浮かべられると、
他人事とは思えないくらい、私もほっとする。

自分が天才的に方向音痴なだけに、
道がわからなくて不安な気持ちは、
たぶん人一倍わかるから。


ぼーっと歩いているだけで、知らない方の
お役に立てる機会をいただけるのだから、
実は私はとっても幸せ者かも。

2010.03.01

「ライフ・イズ・ビューティフル」の世界と生きる覚悟

古い映画「ライフ・イズ・ビューティフル」を見た。
 ライフ・イズ・ビューティフル


私は時々、あまり面識のないクライアントさんとの
コーチングを始めるときなどに、
その方の価値観や世界観を知るために、
一番好きな映画や本などを聞くことがある。

その作品の内容は、私は知らなくてもよくて、
むしろ知っている作品でも、それを脇において、
クライアントさんのことばで語っていただく。
どうとらえて、どこに感銘を受けられたのか、に
焦点を当ててお話を聴く。


この作品も、そうやって出会った1つ。

ストーリーの前半は、ドタバタ系のコメディかと
思って気楽に眺めていたのだけれど、
中盤から後半の壮絶な場面にひきこまれる。
想像を絶する過酷な状況なのに、
主人公は絶えず場違いなほど明るくふるまい、
息子や周りの人を元気づけ続ける。

そして最後まで。。。


どんな状況でも明るく楽しい人でいたい、と
クライアントさんが目指される世界は、
この映画を見る前と後では、全く違って聴こえてくる。

明るい、楽しいということば以上に、
重い覚悟を伴って、心の奥に深く響く。
そのサポートを求められているのね、と
私もコーチとしての覚悟を問い直す。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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