自分への問い
コーチング中、ふと口をついて出た質問が、
私自身に返ってくることがある。
正確な表現は思い出せないけれど、
こんなことをクライアントさんに問いかけた。
「お客さんのため・・・
○○さん、いつも大事にされてますね。
本当にお客さまのため、ってどういうことですか?
本当にそうなのか、どうやってわかりますか?」
クライアントさんが、「うわっ!」とうめいたあと、
絶句した様子に、問いの重さに気づいた。
文脈ぬきで、会話の一部だけを切り取っても、
ブログでは伝わりにくいかもしれないけれど。
セッションを終えた後、その問いはそのまま
自分への問いとしてリフレインした。
コーチングでも研修でも、
クライアントさんや参加者のみなさんが主役、
心の奥にある思いを汲んで、
本来持っている大きな存在を信じて、
クライアントさんの人生全体を大きくとらえて、
・・・
このようなことをいつも考えている。
はたして、私は本当にそれができているのか?
本当にクライアントさんのためになっているか。
大きくとらえること自体が目的になっていないか。
テクニック的に感動を演出していないか。
何か、見落としていないか。
考えても答えは出ない気もするけれど、
思いが強すぎるとき、
よかれと思って動くとき、
当たり前と思うことを見つめ直してみようと思った。
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