さなぎ
創業塾の資料を作成しながら、
私自身の創業当時のことを振り返る。
創業塾では、これから事業アイデアを探す方向けに、
「好きなこと」と「できること」を軸にして、
既に持っているリソースに気づいてもらう。
私が創業時から変わらない「好き」は、
人が好き、人に関わることが好き
人が何か大切なことに気づく瞬間が好きという思い。
手段としての、
コーチングも、コンサルティングも、NLPも好き。
独立して7年たって、
「できること」は内容もレベルも増えてきた。
でも何か物足りなさを感じる。
初めてコーチングセッションをしたとき、
初めて研修や講演で大勢の前に立ったとき、
初めて1人でコンサルティングを担当したとき、
表向きは平静を装いながらも、
どうしよう、できるかなぁと、いつも内心では
ドキドキして、全身の血が騒いでいた。
今ももちろん、初めてのお客さまの前や
新しいチャレンジのときは、かなり緊張する。
でもどこか、できるはず、という安心感もある。
よく言えば、成長、成熟、安定。
それは、いいことなのかもしれない。
でも、よくばりな私は思う。
あの、何かにとりつかれたかのような、
熱にうなされたような、
全神経、全細胞が大騒ぎする感覚がほしい。
そんなことを
私のコーチに話したら、
「さなぎ」という直感を
いただいた。
さなぎは、
美しく生まれ変わるために、
一度、全ての細胞をどろどろに溶かすらしい。
さなぎの私は、どう生まれ変わるのだろう。
完成したパーツを組み合わせるのではなく、
しばらくちょっと、
どろどろしてみます。
« 「自分の答えのつくりかた」の世界をめざしたい | トップページ | 吉田典生さんのセミナーで、対話の力を実感 »
コメント