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2010.07.26

得意はやがて弱点になる

いつもながら、ほぼ日のダーリンコラム
ドキっとさせられた。
  
<弱勝強敗。>というタイトルで、

「ぼくも含めてだけれど、たいていの人も組織も、
 得意なこと、他者より優位に立てることに
 できるだけ集中して、力を増していくものだ。

 だけど、その優位は、
 いつでも劣位になる可能性があるんだよなぁ。」

「なにが得意かがわかっていたほうが、
 機能として理解しやすいし、
 売り物として売りやすい、
 武器として使いやすいとは思うのだけれど、
 これだけだと、危険なんだよなぁ。
 土地の養分が枯渇するということなのかなぁ。」

「得意なものごとっていうのは、
 やがては必ず弱点になる」ということを、
 覚えておくことなんじゃないかなぁと思っている。」


さすが、糸井重里さん。
ずっともやもやしていたことが、すっきりした。


コンサルタントとしてもコーチとしても、
企業さまや個人のクライアントさんの強みに
焦点を当て続ける。

そのとき、ことがらに焦点を当てると、
たとえ、すごい!と盛りあがっても、
一時的には問題解決できてすっきりするけれど、
よく似た問題に出会っても応用が効かなかったり、
やがてエネルギーが続かなくなったりする。
逆に、そこに固執しすぎて、足枷になることもある。

私が学んだコーアクティブコーチングでは、
「人」と「今」に焦点をあてる。
そうすると、経験則でうまくいくので、
私の中に迷いはないけれど、
クライアントさんにはうまく説明できずにいた。


今得意なことは、やがて弱点になる
それを覚えておけば、
ちょっと変だなと思ったときは、
「今の強みは?」と問い直すサインになるし、
いち早く、今必要な戦略を立てられる。

なんだか、お得な気分になった。

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コメント

色々な学習の中で、成功体験からの脱却
アンラーニングが一番難しいかも知れません。

本間正人さん、ありがとうございます。
アンラーニング、成功者ほど難しいですね。
蓄積するべきところを残して、余分なところをきれいにアンラーニングできるプログラムが開発できると、ものすごく役に立ちそうですね。

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