組織力
昨日、電車が止まって待ち時間に読んだ、
高橋伸夫さんの「組織力 宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」に
興味深いエピソードがあった。
「組織力」 高橋伸夫 ちくま新書
ある企業では、短期的な成果を追求し、
若手はすべて派遣社員を使っていた。
社員たちは、派遣社員に仕事を教えない。
ダメな人は「取り替えれば」いいから怒る気もしない。
ある時、新卒正社員を採用したら、
会社の雰囲気が変わり始めた。
社員が先輩、上司として振る舞い始め、
まだ何もできない新入社員に教え、叱る。
職場が活気づき、新入社員も成長した。
というお話。
会社員だったころから、とても能力がある方が、
組織の中で力を出しきれない現象が気になって、
組織としてパフォーマンスを引き出すことを
ずっとトライしている私にとって、
とても意味深いエピソードとして読んだ。
組織の力は、単独の業務パフォーマンスや、
1人単位の人件費では測れない。
組織は、個人としての人ではなく、
人と人の関係性で成り立っているから。
来月から、ORSC(Organization and Relationship
Systems Coaching)という
組織やチームへのコーチング手法を学ぶ。
ますます組織の力を引き出せるように、
新しい挑戦を楽しみます。
いつも参考にしております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
投稿: 派遣社員 | 2010.08.04 22:24