参加者のみなさまに刺激と元気をいただく
専門機関での講師養成研修実践編2日め。
ふだん接することのないご職業のみなさまの、
休憩時間中の参加者どうしの雑談に混ざる
専門用語や専門的な会話が新鮮に聞こえる。
ランチを終えて早めに研修室に戻ると、
PCルームに向かう参加者の方がおっしゃる。
「休憩のたびに、発表のパワーポイントを
修正しないといけないじゃないですかぁ。」
1週間の研修最終日には、講師試験があるので、
みなさんは事前に発表資料を作られている。
それを、私が、プログラムのデザインの仕方、
プレゼンテーションの話し方と資料の作り方、
参加者の関心をひきつける仕掛け、などなど、
2日間に分けて少しずつお伝えするので、
そのたびに、修正箇所が増えるのだとか。
「何度もバージョンアップを重ねられて、
素晴らしいですね~」
と見送りながら、真摯な姿に心を打たれる。
今回の研修で私が一番工夫したところは、振り返り。
講師として立たれるみなさまなので、
演習は、参加者として体験していただきながら、
これでもかというくらい、何度も何度も振り返って、
さまざまな角度から学びを深めていただく。
盛り上がるネタや演習を入れればいいのではなく、
表面上だけスタイルを真似ればいいのではなく、
何のためにそのネタや演習が必要なのか、
本当に理解してほしいことを伝えるのに、
一番ふさわしい手法は何なのか、
とことんこだわってほしいから。
かなりレベルが高いことを要求しているのに、
グループ発表していただくと、
見事に意味づけられた研修プランがいくつも
できあがっている。
2日間、私も新しいことにたくさんチャレンジして
疲れきっているはずなのに、
すばらしいみなさまの姿に感動しすぎて、
刺激をたっぷりいただいて、元気に帰宅した。
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