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2011年3月

2011.03.31

新年度に向けて

年度末最終日は、
4月からのお仕事や研修の打ち合わせが重なる。

コンサルティングや研修の本番も大事だけれど、
お互いに満足できるお仕事をするためには、
打ち合わせがとっても大事。


自宅を出るときに、イメージを膨らませたら、
明るい色の服で出かけたくなった。
ダークスーツを着たほうが・・・と常識的判断も
頭をよぎったけれど、
直感を信じて、
パステルグリーンのジャケットで出かける。

根拠のない直感は、私の頭よりカシコイから(笑)


午前中は、
間に入ってご紹介いただいた方とお会いしたので、
私への具体的な期待事項がわからない。
そこで、その方のご了解をいただいて、
お仕事先の経営者さんにお電話でお話をうかがう。

経営者さんははつらつとした気持ちのいい方で、
意図や想いもうかがえて、私の気持ちも弾む。


事前に資料もいただけることになり、
準備にも力が入りそう。
新年度も全力投球で楽しみます。

2011.03.30

阪南市商工会の窓口最終日

1年間お世話になった
阪南市商工会の経営相談窓口の最終日。

中小企業応援センター事業の一環として
相談窓口が設置されていたので、
昨年の事業仕分けで事業が廃止された影響で、
今年度で終了になった。

設置されて1年で、まだまだ認知度が低く、
2月に大阪府商工会連合会のイベントで
お会いした地元の若手経営者のみなさまも
ほとんどご存じなくて、もったいないなぁと思う。


1年前までは、阪南市の場所も知らなかったのに、
この1年で、地域や事業の特徴をうかがったり、
地元の有力企業にお邪魔したりして、
少し身近に感じられた。
4月からは通うことはなくなるけれど、
ご縁があったみなさまや地域の企業さまが
ますます発展されることを祈っています。

2011.03.29

誰かとごはんしたくなる「おしまいのデート」

待ち合わせ場所に早めに着いたら、
渋滞でかなり遅れそうとメールが入ったので、
近くの書店に立ち寄る。

目に留まったのは、
瀬尾まいこさんの「おしまいのデート」


おしまいのデ-ト」 瀬尾まいこ著 集英社


せつないラブストーリーみたいなタイトルなのに、
表紙は、どーんと天丼が描かれている。

中は、5つのストーリー。
それぞれ、祖父、先生、友人など大切な相手との
最後の食べ物。
どれも、せつなくてあたたかいお話。


ふだんは食べ物にあまり思い入れがない私も、
読んだ後、さすがに、誰かと一緒においしいものを
食べたいなぁと思った。

現実は・・・夜遅くに帰宅して、1人でごはん。


金曜日と土曜日には、ランチの約束が2件。
おしゃべりやミーティングに夢中になっても、
少しだけ、食べ物を囲む時間そのものにも
意識を向けてみよう。

2011.03.28

堺商工会議所相談窓口が復活

4月から、
堺商工会議所の窓口で経営相談が再開されます。

堺で生まれ育った私にとって、
地元の商工会議所への復帰は何よりうれしいです。


火曜日の13時~16時の時間帯を、
昨年までも窓口や創業塾でご一緒していた
安田先生と交代で担当します。

なので、私の担当は月に2回です。

4月の担当は、
  5日 安田先生
 12日 福住
 19日 福住
 26日 安田先生  です。


以前お会いした方はもちろん、
また新しい出会いも、とっても楽しみです。
ご相談、お悩み、近況報告、自慢・・・などなど
お気軽にお越しください。

心からお待ちしています。


お問い合わせなどは、
堺商工会議所 072-258-5581 までお願いします。

2011.03.27

らくだ

Rakuda最寄駅の広場で、
らくだに会った。

周りに
人がいなくて、
1人(1頭?)
ぽつんと。

イベントがあるのかな。

2011.03.26

フェイスブックのご縁でお仕事が決まる

Pc10日くらい前、
facebookのお友達の数が、
mixiのマイミクを超えたことに
気づいた日に、
うれしい出来事が起こった。

フェイスブックのウォールに、
中小企業診断士つながりで、
北陸の中小企業支援団体にお勤めの方から、
お仕事を依頼したい、という書き込みをいただいた。


フェイスブック経由でのご依頼は初めてで、
びっくりしたし、とてもうれしい。

私の場合は、facebookもmixiも、原則として、
直接の知り合いか、同業などのつながりがある方、
つまり、中小企業診断士、コーチ、中小企業支援者、
経営者、セラピストなどの方々に絞っているので、
ご連絡をいただいても安心して受け取れる。

今回ご依頼いただいた方も、まだ面識はないけれど、
お勤めの団体さまでは数年前にセミナー講師を
務めたことがあるので、安心してご依頼を受けた。


それにしても、私のブログやtweetは徒然な内容で
決してビジネスモードではないのに、
よくぞ、ご依頼くださいました!

続きは直接メールやお電話のやりとりに変え、
4月半ばの研修案件が1つ決まった。


ご縁がつながって、わくわくする。
当日は、楽しく元気に盛り上げてきます。

2011.03.24

京都のランチでいのちを考える

Lunch地震以来、
ご主人の実家に
帰省していた
友人が
東京に戻るのに
合わせて、
京都でランチ。

季節のお料理が
かわいらしく並んでいるのがうれしい。
ふだんよりちょっと贅沢なランチ。
こういうのも、非日常。

日常生活を営めることに心から感謝する日々。
それでもやはり、どこか閉塞感を感じていたのかなと、
非日常のぜいたくを味わってみて、気づく。


友人は妊婦さん。
こういう時期を乗り越えて生まれてくる子どもは
たくましく育つと思う、という彼女のことばが
じーんとくる。

生まれてくる前から、ゼロ歳とカウントされる前から、
友人のおなかのなかで、
家族をつなぎ、周りの大人たちを勇気づけ、
小さいけれど大きないのち。


この子たちが外を歩き、走り回るようになるころには、
安全な土壌や、水や、空気が当たり前にあって、
電力や食べ物を大切に使う新しい世の中の仕組みが
できていますように。

ふだんは環境や自然に関心が薄かった私も、
自然にそういう方向に意識が向く。
赤ちゃんの力は偉大だ。

2011.03.23

自分のために人を助けようとしない

Katakuriメンター的存在の先輩と
話していて気づいたこと。


こういう時期、
何か人の役に立ちたい、
自分にできることをしたい、
と自然に思う。


でもそれは、
自分の不安を解消するために、
自分を充たすために、
人を助けようとしていないか。

自分がじっとしていられないから動く、のは、
自分を落ち着かせるため。
自分のため。

自分のための行動は
相手のための行動にはならない。


できごとに揺れず、自分の心を見つめる。
動かない、のも勇気ある選択。

本当に動くべき時に備えるために。

2011.03.22

友人に会いに

阪南市商工会のお仕事を終えた後、梅田に向かう。

東京から四国に帰省していた友人が、
今日の夕方、大阪にいるのでお茶しようと
メールをくれたので。

一瞬だけでも、顔が見れたらうれしいと思って、
飛んで行ったら、結構ゆっくりおしゃべりできた。


ふだんでも、
大阪に行くから会おうよというお誘いは、
思い出してくれたのね!と、とてもうれしい。
こういう時期だから、
それがますますうれしい。


地震の日のことも聴いたけど、
家族のこと、お仕事のこと、これからのこと・・・
会うのは久しぶりなのに、
つい先日の話の続き、というみたいに、
自然にあれこれ話す。


ステキな時間を共有してくれて、ありがとう!

2011.03.21

怒りの内側を見る

週末、久しぶりに私の怒りに火がついた。

ふだん、私は、冗談っぽくぶつぶつ文句を言って
分散させてしまうので、
怒りにまで到達することは極めて少ない。

明確に「怒り」になるのは、
特に、人と組織の仕事に関わる同業者から、
人に対して、人格否定的な表現を聞いたとき。

「悪い人」「ダメな人」「いらない人」「扱いにくい人」
といった表現を見聞きすると、怒りが沸騰する。


世の中に、悪い人として生まれてくる人はいない。
いらない人なんて存在しない。
周りに迷惑な行動をとってしまいがちな人、
ダメな状態になっている人、などはいっぱいいるし、
それが習慣化して、パターンを繰り返して、
私も、あまり関わりたくないと思う場面は多々ある。

でも、そこをうまくまとめる人もいらっしゃるわけで、
そこに寄り添えないのは、私の側の問題。
そこで相手の人格否定をしたくない。


と思うと同時に、自己矛盾もしっかりわかっている。

「悪い人」と評された人物には愛情を向けているけれど、
そう表現した相手には、怒りを向けているから。

そこがまだ、私の弱さと幼さ。
1つを守ろうとして、もう一方を攻撃してしまう。

「人の成長に携わる人がそんなことばを使うなんて!」と
私の価値観、前提がばりばり入った視点から、
異なる価値観を持つ相手をジャッジしているということ。


さらに手に負えないのは、このときの私はこわい(笑)

私の頭の中で独りよがりなロジックが立っているだけに、
退路を断つ形で、妙に冷静にたたみかけてしまう。

怒りを爆発させるより、よっぽどこわい(・・・らしい)


こういうときの処方箋は、
ゆっくり呼吸して、自分の内側の感情を見つめること。

混乱していたり、
自分の過去の痛みが刺激されていたり、
それを、解釈せずにそのまま受け止める。

他の場面では、かなりうまくできるようになって、
結構私も成長したんじゃない?と思っていたのに、
まだこんなところに、大きなタネが残っていた。
私の成長のタネ。
しっかり育ててみます。

2011.03.20

今何ができるのだろう

今、私は、インプットの時期ではないのかもしれない。
2週間連続でそう思った。


震災直後の週末に東京に出向いたのも、
この週末、大阪で参加していたのも、
チームで研修を行うための講師のトレーニング。

つまり、半分は講師、半分は受講生という立場で、
教え方やカリキュラムを学び合う。


そこで痛感したのは、「素」の自分の弱さ。

私の場合、役割意識が強いのか、
講師として前に立つときは、
特に意識しなくても自然に自分と深くつながって、
うれしそうといわれるほどの笑顔で力強く話し、
トラブルが起きても、
今、目の前の人にとって何が一番大事なのかと
冷静に対処している。
私って、強いなぁとさえ思う。

ところが、参加者側の席に座ると、
急に余震やトラブルに恐怖を感じ、笑顔が消え、
メイン講師や仲間が一生懸命関わってくれて、
なんとか協力しようと思うのに、逃げ出したくなり、
なかなか自分を取り戻せない。
私って、なんて弱いのだろうと思う。


学んで成長したいと願っているはずなのに、
どこかで無意識にブレーキがかかっている。

学びを取り入れる時期ではないのかな。
誰かの役に立ちたいと願うなら、
今、私にできることを、今、アウトプットしなさい
というメッセージなの?


今週から来月いっぱいにかけて、
ぎっしり詰まっていたお仕事のキャンセルが続き、
時間だけはたっぷりできる。

今、何ができるのか、
今、何をすべきなのか。


私の奥の心の声を聴きたい。

2011.03.19

火災報知機で自分の弱さを知る

大阪市内のビルで、火災報知機が鳴り響いた。

ドキッとして、しばらく全員で黙って様子をうかがう。
しばらくすると鳴り止んだので、
この時期、心臓に悪いですよね。。。と言いながら、
また研修を続けた。


するとまた、さらにけたたましく鳴り響き始めた。
「1階で火災が発生しました。」とアナウンスが聞こえ、
非常口も大きく点滅している。

本当なの?
怖くなって、身体が震える。


冷静に冷静に・・・とお互いに言い聞かせながら、
コートを着て、手荷物をまとめて、非常階段を下りる。
焦げ臭いにおいがする。

本当に火事なの?
階段を降りながら、全身が震えているのがわかる。


1階に着いて、外に出て、ビルから離れて立つ。
外からは、火も煙も見えない。

数分後、警備会社の方が来られる。


その後、警備会社の方の説明によると、
1階に入っている飲食店が、
換気扇を回さずに調理をしたせいらしい。


何事もなくて、よかった。
けど、本気で怖かった。

においだけでこんなに怖くて震えるなら、
もし本当に煙や火が出ていたら、
冷静さを保つ自信はない。

たぶん、周りの人を気遣う余裕はなく、
泣き叫んだり、走りだしたりしてしまいそう。


自分で、もっとタフになったと思ってた。
でも、私、こんなに弱かったんだ。。。

改めて、被災地の方の恐怖の大きさを思う。

2011.03.18

研修前の有意義な時間

兵庫県北部の朝来市に向かう。

遠いようで、大阪から特急で約2時間。
車窓から、雪景色を楽しむ。

SnowRestaurant

目的は、観光レストランの接客マナー向上支援。

営業時間終了後の会合なので、
本当は、14時すぎに到着する特急で間に合うところ、
開始時間の2時間半前に現地に着いた。


一般的な知識ではなく、役に立つ研修にしたいので、
現場を拝見したり、担当者のお話をうかがったりして、
準備や事前打ち合わせを大切にしたいから。

今回、この希望がかなったのは、ご紹介いただいた
商工会の方の配慮のおかげ。
年度末のお忙しい時期に長時間おつきあいいただく
ことをためらいながら、事前にお電話してみたら、
私が切り出す前に、私の気持ちを読んでいたように、
商工会も案内したいし、現地で食事もしてほしいので
早めに来れますか?と言ってくださった。

その時点で、いいお仕事になる!とわくわくした。


レストランでランチをいただいた後、
研修開始までたっぷり時間があったので、
手の空いた方から順番に控室にお越しいただいて、
インタビューしたり、ご質問を受けたりして過ごした。
おかげで、研修前に親しくなり、疑問点も解消して、
安心して実りのある時間を過ごせた。


あたたかく歓迎してくださった商工会のみなさま、
ありがとうございました!

2011.03.17

自分が元気でいること

専門機関でのメンタルヘルス研修。

比較的若手の職員さん向けで、
メインテーマはセルフケア。
こんなときだからこそ、しっかり自分を見つめて、
心の平穏を保つ方法を見つけてほしい。

とはいえ、
哀しみや怒りのケアを多く扱うほうがいいのか、
みなさまは心の奥で何を求めていらっしゃるのか、
朝からずっと研修会場に意識を向けながら、
これからお会いするみなさまを思い続ける。

さらに研修のオープニングトークで、
ゆっくりと思いを語りながら、会場の心の声を探る。


今必要だと思うこと、正解だと思うことに心を砕いて、
持ち時間をぎりぎりいっぱいまで使う。

私はいつも、クロージングトークは、場を感じながら、
その場でつくる。

今日、口をついて出てきたことばは、

こんなときだからこそ、
まず、自分が元気でいることに、力を注いでください。
人の力を借りてでも、笑顔になってください。
それが周りに広がって、人を元気にできます。
自分が元気でいることは、周りへの大きな貢献です。


自分のことばを自分で聴きながら、
誰か別の存在が、今の私自身に言い聞かせている
ように感じた。

そこに立つまで、考えたこともなかったし、
今の私に必要なことだったから。
みなさまから私が受け取ったメッセージだったの
かもしれない。


涙ぐむ人が見えた。
笑顔も見えた。


私も、自分で語ったとおり、
自分が元気でいることにコミットしようと決めた。

2011.03.16

長田の街から願う

大阪の南の端のほうにある阪南市の相談窓口で
夕方までお仕事をした後、2時間以上かけて、
神戸市長田区の事業所にうかがう。


神戸市長田の街は、
95年の阪神大震災で最も被害が大きかった地域。

お集まりいただいたみなさまが、
目の前のお仕事のことを真剣に考えながらも、
口にしなくても、当時のことを思い出し、
遠く離れた東北の地を心配されていることがわかる。

昨秋から、
この事業所にお邪魔したり、街を歩いたりするたびに、
この街のみなさまの絆がとても深く太いことを感じる。

少し時間はかかったけれど、今はとても美しい街。
夜遅く、急に冷え込んだ街を歩きながら、
この街の願いや復興の光が、
遠く離れた東北の地に届くことを願った。

2011.03.15

家族の情報リテラシー

昨夜自宅に戻ると、母が待ち構えたように、
「転送ってどうするの?」とケータイを差し出した。

見ると、母の友人から転送されてきた、
震災に関して、節電を依頼するチェーンメール。


友達の依頼にこたえようとする気持ちや、
何か役に立とうという気持ちを逆なでしないように、
できるだけ噛み砕いて説明を試みる。


チェーンメールといって、非常時などによく出回ること、

メールをくれたお友達が信頼できる人でも、
協力したくなるような立派な内容でも、
緊急の助けを求める内容でも、
大きな会社や著名人の名前が使われていても、

元々の情報源が正しいかどうか確認できないものは
転送しないほうがいいこと、

元は事実でも、転送されるうちに情報が古くなって
無効になっているかもしれないこと、

間違った情報を流して、どんどん広がっていったら
訂正したくてもできなくなってしまうこと、

などなど、ゆっくりゆっくり説明した。


しくみはわかってくれても、気持ちが追いつかない。

じゃあ、誰が悪いの?
Mちゃん(母の友人)がいたずらメールしたの?
節電しなくていいの?
と混乱して、質問がループする。


初めてこういうメールを見たら、そう思うよね。。。
と、ゆっくり受け止めながら、母のペースにつきあう。


これも、今の私ができること。

我が家の安全対策の1つ。
ゆっくりゆっくり、できることを増やします。

2011.03.14

感謝が染み入る

東京出張2日めは、感謝の気持ちに包まれた。


まず、ホテルのロビーで無料サービスの朝食。
昨夜コンビニで夕食を買えなかっただけに、
目の前に食べ物があることが、心からありがたい。
パンとコーヒーがこんなにおいしいと味わったのは、
初めてかもしれない。


ホテルから徒歩数分の研修会場に早めに着くと、
交通事情で移動に時間がかかる方が多いため、
研修開始が12時からに変更されていた。
土地勘もなく、駅ビルのカフェも閉まっていて、
2時間半過ごす場所に困っているとtwitterに書くと、
書き終わったと同時くらいにメールやコメントがあり、
すぐに手を差し伸べてもらった。
心細いときに、本当にうれしくて、元気が出る。


どんなときも支えてくれる人がいると思うと、
感謝の気持ちで心がいっぱいになって、
私も人を支えたいと強く思う。
してもらったことを何倍にもして、誰かに返したくなる。

自分が満たされないと、本当に人を救えない、
だからこそ、リーダーは「自分に優しく」
と、3年前に終えた、CTIジャパンのコーアクティブ・
リーダーシップ・プログラムで学んだ。

そのときよりもさらに、心に深く刺さった。


夜、大阪に戻ると、あちこちの照明がまぶしく感じる。
節電でも節水でも応援でも、無理に我慢しなくても、
日常生活の中で、自然にできることがいっぱいある。

無理に人を元気づけようとしなくても、
そっと寄り添って、心の叫びに耳を傾けることは、
コーチの私が喜んでできる貢献の1つ。

今回の被災地の方々のためというよりも、
私たちの住む地球のために。
これから迎える未来のために。

できることを続けていきます。

2011.03.13

震災2日めの東京で

地震から2日めの早朝、
関空から、予定通り実施される研修に向かう。

飛行機も電車も動き、周りの景色も変わりなく、
一見、何事もなかったように見える。

でも、時々、余震が起こる。
怖くてきょろきょろしてるのは私くらい。
メイン講師は元気に話し続け、
参加者のみなさまも何事もなかったように
演習に集中する。

小さな余震だけど、
阪神大震災の記憶と、今回の地震の大きさ、
大丈夫と信じながらもまだ連絡が取れない友人、
いろんなことが体の中で混ざり、
涙が出そうになるのを抑えるのが精一杯。

途中で、講師の私たちが今できることは
笑顔で元気に仕事すること、
責任を持って経済活動をすること、と言われる。
研修室で心配しても、落ち込んでも、泣いても、
誰の役にも立たないでしょ、
目の前の人たちを元気づけて、世に送り出すのと
どちらが役に立つのか?と。


強くなりたい。


なんとか研修1日めを終えて疲れ果て、
夕食を調達するために、コンビニを探す。
食べ物飲み物の棚が空っぽ。
お菓子もない。
外の照明灯を消し、店内の照明も落としている。

一見変わりなく見える街にも、震災の影響が出ている。


それでも、私は夕食1回だけのこと。
被災地の避難所では食料が届かず、
おにぎり1個を3人で分け合ったという報道もある。

廊下や自販機の照明もかなり落としたホテルで、
せめて私にできること、
エアコンをとめ、TVもつけずに、
枕元の照明で、持参した本を読んで夜を過ごす。

2011.03.11

安全を祈りながら

揺れた。
東北の揺れが、大阪まで届く大地震。

怖くてベッドにもぐりこみながら、twitterを見ると、
東京でも、ビルが壊れ、道路が割れ、電車が止まり、
という情報が次々と入ってくる。

東京出張中の仲間が心配になり、メールする。
当然返事はこない。
  (後で無事が確認できました)
出張中に災害にあうと心細いだろうなと心配しつつ、
ヒトゴトでないことに気づく。


私も、明日から東京。
facebookでは大勢からやめたほうがいいとご忠告を
いただいたけれど、
あさってから2日間の研修と明日の夜の打ち合わせは
私に取り止める権限はない。
上京ついでに設定した明日の昼間の2件のアポは、
相手の状況によって、見合わせることもできるけど。


と、絶対行く、と強く思っている自分に気づいて驚く。

なぜなら、私は極度の揺れ恐怖症。
阪神大震災以来、小さな地震はもちろん、
隣の席の人の消しゴムで机が揺れても、
TVやPCの画面で揺れる映像を見ただけでも、
身体がガタガタ震えて、パニックを起こす。

それなのに、仕事となると、
余震があって、物理的にも身の危険があるのに、
絶対に行こうと思うんだ。。。


実際に余震にあうとどうなるかわからないし、
たとえ気持ちを強く持つことができても、
物理的な安全の確保は真剣に考える必要がある。

友人の中には、会社に泊まりこむ人も、
学校などの避難場所で一夜を過ごす人もいる。
余震が続いているという情報も入ってくる。

そんな中で東京に向かう私自身も、
友人や知人も、見知らぬ方も、
どうか、安全に無事に過ごせますように。
心をこめて、祈り続けます。

2011.03.10

全力を出して、大きな力を受け取る。

専門職の機関で講師養成のプログラム2日め。

講義手法をお伝えしながら、
お1人お1人のプレゼンテーションタイムを設ける。
さすが、ベテランのみなさま。
緊張したというセリフは、冗談にしか聞こえない。

笑顔であたたかい人柄がにじみ出る方、
ソフトな語り口でにこにことお話しされる方、
手振りを交えてパワフルに語りかける方、
それぞれの個性や強みがあらわれて、素晴らしい。


午後からは、管理職研修の一環として、
職場のメンタルヘルスの講義。
できるだけ重くなりすぎないようにと、
気持ちが軽くなる演習もいくつか用意していたけれど、
具体的なお悩み相談や質問がたくさん飛び交って、
職場の部下や同僚たちを思うみなさまの気持ちが
とても伝わってくる。

大勢の人の命がかかる厳しいお仕事で、
心身ともに負荷がかかる毎日を過ごされながら、
研修中も違う職場の参加者どうしを思いやったり、
部下や後輩のことを心配されたり、
その想いに心を打たれる。


2日間、今の私の力を全部出し切って、
かわりに、その何倍ものエネルギーを受け取った。
講師って、幸せなお仕事だと思う。

2011.03.09

委ね合い学び合う

2日間、専門職の機関で講師養成のプログラム。

管理職になられる方の研修も兼ねているので、
今回の参加者のみなさまは、
既に教壇に立って教えた経験のある方から、
職場のOJTで専門知識を教えることになる方、
社内資格取得のために、
プレゼンテーションの試験を控えている方、と
幅広い。


50歳前後のみなさまはとてもあたたかくて、
前に立っていても講義や演習を進めやすいし、
休憩時間にも気さくに話してくださる。

プログラムの作り方や、講座の進め方などで
私が日ごろ気をつけていることを具体的に
お話しすると、食いつくように聴いてくださるので、
うれしくて、私もますます熱が入る。


私もみなさまの懐の深さに委ねているし、
みなさまも場の流れや進行に任せてくださって、
資格試験を控えた方をみんなでサポートしあって、
一緒に学び合っているような距離の近さを感じる。

これでまだ1日め。
明日は講義手法を実演・実践していくので、
ますますコミュニケーションが深まるはず。
想像を超えることが起こることを願って、
わくわくが止まらない。

2011.03.08

[ご案内] 本間正人さんの研修講師塾新規コース 4/29-5/1 in大阪

2/12-13に大阪で実施して大盛況&大好評だった
本間正人さんの研修講師塾のNEWバージョンが
ゴールデンウィークに大阪でお目見えします。

すっかり本間正人さんの熱烈大ファンになった方も、
一度お会いしてみたかった~という方も、
初めてお名前を聞いたけど興味があるという方も、

ぜひ、ご一緒に参加しましょう。

◆研修講師塾「管理職コーチング」コース

  概要:毎年全国各地の企業・団体から大好評の
      本間正人さんのコーチング研修を体験し、
      講師としての技を磨くコースです。

  日時:4月29日(祝)-30日(土) 9:45~16:45
  会場:エル・おおさか
  受講料:8万円
        ブレスト構造化コースも同時受講の方は、
        1万円割引の10万円になります。

◆研修講師塾「ブレスト構造化」コース

  概要:本間正人さんのおなじみの技「さんま方式」を
      体験し、コツを伝授していただきます。

  日時:5月1日(祝) 9:45~16:45
  会場:エル・おおさか
  受講料:3万円
        管理職コーチングコースも同時受講の方は、
        1万円割引の10万円になります。


詳しい内容と、受講のお申し込みは、
「らーのろじー」のサイト からお願いします。

2011.03.07

セミナーで想いがほとばしる

東大阪で、
「自分で考え動ける営業社員をつくるコツ」と題した
ビジネスセミナーを行った。

熱心に聞いてくださる40名弱のみなさまに触発されて、
話しながら、ことばに熱がこもっていくのがわかる。


「この期末期初の面談に命かけてください。

 みなさんがめんどうだなぁと義務感で面談したら、
 部下はやらされ感いっぱいで半年過ごしますよね。

 半年後に部下が成功した姿をイメージするのが
 みなさんのお仕事です。
 みなさんだからこそ、できるんです。
 なぜなら・・・」

口が勝手に動いて、たたみかけていく不思議な感じ。

みなさまの様子から、伝わっていることがわかるから、
語るつもりがなかったことや、ふだん言わないことまで、
どんどん引き出されていく。


参加者の経営者や後継者、営業幹部のみなさまも、
会社にいらっしゃる部下や後輩のみなさまも、
お仕事が楽しい、もっと成長したい、がんばりたいと
思いながら毎日を過ごしてほしい、
という願いを込めて、想いをことばに変えていく。


終了後、何名かの方から、

 そんな考え方があったんですね。
 まだまだできることがありそうです。
 なんか、すぐに動きたくなりました。

など、うれしい感想を聞かせていただいた。


そして、ある方からは悩みを聴いてほしいと、
内情をかなり赤裸々に打ち明けてくださった。
お部屋の外のソファに座って、じっくりお聴きして、
晴れやかな笑顔で帰ってくださったのがうれしい。


幸せなお仕事。
みなさまの熱意と、貴重な場に、心から感謝します。

2011.03.06

流れに乗って誠実に

ちょっとチャレンジングな場に向かうので
今日の私の行動指針を決めた。


感じるままに流れに乗って
誠実に
率直に


落ち着いて、穏やかに過ごせますように

2011.03.05

経営者の真摯な想いに心を打たれる

経営者さんとの合宿2日め。

午前中のコーチングでは、
経営者さんのストーリーをたっぷりうかがう。

Udonランチは近くのお店で
「大仏うどん」。
大仏さまの顔を
かたどっている。
「いいことが
ありますように」と
出してくれるのが
うれしい。


Daibutsu会場から大仏さまが
ある高徳院までは
徒歩1~2分。
せっかく来たので、
見て帰りたい。

食後の短い時間に、
福岡の経営者さんと、
急ぎ足で拝観に行く。


午後はグループにわかれて、
経営者さんのストーリーとコーチのストーリーを聴く。
ありがたいことに、全体発表に選んでいただいて、
コーチとしての原点と願いを語らせていただいた。


この2日間を通じて、意識の高い経営者さんから、
お1人お1人の熱い想いをうかがい、
圧倒的な行動力と覚悟を見せていただいた。

昨日会ったばかりのみなさまとは思えないくらい、
親しみを感じて、愛おしさでいっぱいになる。


すばらしい場を企画し、設けていただいたみなさま、
ご一緒いただいた経営者&コーチのみなさま、
本当にありがとうございました。

2011.03.04

甘えさせてもらいました

Nobutaiこの2日間は、
コーチ仲間が企画した、
経営者10人とコーチ10人の合宿。

会場は、鎌倉能舞台。
舞台の上で、
日常とは違う空気の中で、
語り合い、深く考える。

Themeテーマは、このイラスト(笑)
鬼に金棒・・・らしい

経営者のみなさまが
コーチングの
コミュニケーションを
身につけて、ビジネスに
活かしていただくこと。


オープニングから、

コーチングって何?
コーチってどういう人?
何を話せばいいの?
悩みをさらけ出さないといけないの?

経営者さんたち無数の?が
私の中に流れ込んでくるのを感じて、
今日の過ごし方を決めた。

安心してもらうこと
コーチングしようとしないこと
心の声に耳を傾け、相手の世界を感じること


いただいたフィードバックに、鳥肌がたった。

「ものすごく甘えさせてもらいました」


「甘えさせる」
最近、尊敬する別の方からもいただいたことば。


私はただ聴いただけ。
それを、甘えさせてもらったと感じてくださる。

もしかしたら、私の持ち味の1つなのかもしれない。
そんなギフトを受け取って、1日めを終えた。

2011.03.03

ミノルタの血を思い出す

昔勤めていた会社のOB会の総会&懇親会に
ゲスト参加させていただいた。

本来なら、私には参加資格はない。
主に定年退職された方、
少なくとも25年以上勤めた方の会なので。

念のため(笑)
私は社会人になってまだ25年たっていない。


そんな私を今回の会合にお誘いいただいたのは、
この会の理事で、元取締役事業部長のOさん。
当時から気さくで面倒見のいい方で、
今も、ことあるごとに声をかけてくださる。

私は新人時代に、事業所長の秘書を務めていて、
その方が、年内に関東に転居されるので、
お会いできるチャンスですよとお誘いいただいて、
思い切って、足を運んだ。


会場に着くと、懐かしい先輩方が大勢いらっしゃって
なんとも言えないうれしい気持ちがこみあげる。

お世話になった上司、先輩も、
初対面のみなさまも、
明らかに場の雰囲気と違う私に、
あたたかい笑顔で声をかけて心から歓迎してくださる。

本当に本当にあたたかい。
それは在職中と全く変わらない。

どんなに会社の状況が厳しい時も、
深夜や週末まで激務をこなされていても、
いつもあたたかく接してくれる方々ばかりで、
会社が大好きなまま退職できたことが私の誇り。


退職してもうすぐ7年半。
ますます当時のミノルタが好きになり、
ミノルタで育ったことを誇りに思う。

だからこそ、私は今、
組織にとって人が一番の財産だと強く信じて、
人と組織を支援するお仕事ができている。


閉会前に、130人で当時の社歌を歌った。
歌詞を見ながら、しっかり歌えたのがうれしかった。
合併して社名も変わって、帰るところはないけれど、
私の中には今もミノルタの血が流れている。

今の私を育ててくださったみなさまが、
これからもますますお元気でいらっしゃいますように。

2011.03.02

私のメール指針は心と心をつなぐこと

短い待ち時間に慌しく返信した急ぎのメールが
あまりにも事務的だったかなと気になった。
落ち着いてから、時間はたっていたけれど、
もう一度相手の気持ちに思いをめぐらせて、
ゆっくりと汲み取りながらお返事を入れなおした。

するとすぐに、心のこもったお返事が届いた。

ものすごくほっとした。


よく、忙しいは心を亡くすといわれるけれど、
慌しいは、心が荒れると書くのね。
今タイプしていて気がついた。

緊急メールには即応性も大事だけど、
どんなときでもどんな相手にも、
亡くなった心や荒れた心は届けたくない。


メールだからこそ、気持ちが大事。
心と心をつなぎたい。
私のメール指針として、覚えておこう。

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プロフィール

  • ひとのわ 福住昌子

    ひとのわは、
    ビジネスとこころの
    パートナーとして、
    人材育成、
    組織・チームづくり、
    コミュニケーションに関する
    コーチング、
    コンサルティング、
    参加型研修・講演を
    通して、
    一人ひとりが持っている
    大きな力を引き出し、
    組織やチームのビジョンも
    個人の夢や目標も
    叶えられるよう、
    全力で支援します。

    ・中小企業診断士
    ・国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
    ・CRRグローバル認定プロフェッショナル・システムコーチ(ORSCC)
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