家族の情報リテラシー
昨夜自宅に戻ると、母が待ち構えたように、
「転送ってどうするの?」とケータイを差し出した。
見ると、母の友人から転送されてきた、
震災に関して、節電を依頼するチェーンメール。
友達の依頼にこたえようとする気持ちや、
何か役に立とうという気持ちを逆なでしないように、
できるだけ噛み砕いて説明を試みる。
チェーンメールといって、非常時などによく出回ること、
メールをくれたお友達が信頼できる人でも、
協力したくなるような立派な内容でも、
緊急の助けを求める内容でも、
大きな会社や著名人の名前が使われていても、
元々の情報源が正しいかどうか確認できないものは
転送しないほうがいいこと、
元は事実でも、転送されるうちに情報が古くなって
無効になっているかもしれないこと、
間違った情報を流して、どんどん広がっていったら
訂正したくてもできなくなってしまうこと、
などなど、ゆっくりゆっくり説明した。
しくみはわかってくれても、気持ちが追いつかない。
じゃあ、誰が悪いの?
Mちゃん(母の友人)がいたずらメールしたの?
節電しなくていいの?
と混乱して、質問がループする。
初めてこういうメールを見たら、そう思うよね。。。
と、ゆっくり受け止めながら、母のペースにつきあう。
これも、今の私ができること。
我が家の安全対策の1つ。
ゆっくりゆっくり、できることを増やします。
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