待ち人
初めて訪問するお仕事先から、
「最寄駅まで車で迎えに行きます。」というあたたかい
お申し出をいただいた。
慣れない駅から路線バスで行くのは不安だったので、
とってもありがたい。
ところがそこから、楽しいハプニングが起こる。
改札前の待ち合わせ場所でお約束の時間を過ぎても、
それらしき方は見当たらない。
人通りもあまり多くない駅でスーツ姿は目立つので、
面識はなくても、見逃すことはないはず。
しばらくすると、私のケータイが鳴った。
迎えに来てくださる予定の方で、
「ボクが急な来客で行けなくなったので、
代わりに○○という女性が行ったのですが・・・」
え~!
目の前にずーっと立っていらっしゃった女性?
同じように誰かを待っていらっしゃるなぁと思いながら、
10分以上向かい合わせのように立っていた。
私は、電話をくださった男性を探していた。
彼女は、急に「診断士の先生を迎えに行ってきて」と
言われ、てっきり男性だと思ったらしい。
中小企業診断士、コンサルタントと言われたら、
通常は男性をイメージしやすいので、無理もない。
お互い、目の前に、人待ち風の女性を認識しながら、
もしかして?とも思わなかったのがおもしろすぎる。
事業所に着いてからも、初対面のご担当の方と
この話題で笑いあって、一気に緊張がとけた。
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