「自分を立てなおす対話」を対話する
「自分を立てなおす対話」著者の加藤雅則さんを
お招きした読書会当日。
「自分を立てなおす対話」 加藤雅則著 日本経済新聞出版社
組織の中でさまざまな取り組みをされている方々、
組織の外から関わるコーチ、ファシリテーター、
加藤さんからコーチングを学んで、久しぶりに会いたい方、
などなど、
いい感じにバラエティに富む24名で加藤さんを囲む。
加藤さんのオープニングの語りと、
グループに分かれて対話したあとのやりとりは、
どれも味わい深いお話ばかり。
特に私が印象に残ったのは、
自分のことも、わかったつもりにならないで語る こと。
相手の話を聴くときに、
わかったつもりになるとコミュニケーションが止まるのは
失敗経験からもよくわかっていたけれど、
自分自身に対してもそうなのかと、新発見だった。
相手によって、同じ話でも語り方や内容が違ってきたり、
話すうちに忘れていたことを思い出したり、
話してみないとわからない。
そして、もう1つ身につまされたのは、
自分がいなくなっても、組織で対話が持続するためには、
「役に立ちたい」という存在意義が曲者になること。
善意から出発していても、
「自分がいないとダメでしょ」とエゴにならないように、
ポジションを渡していくことが大事。
私が時々ぼんやり感じていたことが、
加藤さんの手で、鮮やかに言語化された気がする。
私の願いは、
組織の中で、よくしようと奮闘している人どうしをつなげて、
ヨコのつながりをつくっていくこと。
組織の中では孤軍のように思えても、行き詰っても、
他の会社やチームで、同じようにがんばっている人がいて、
その姿を思い出すだけで元気が出たり、
守秘義務の範囲内で知恵を借りあって前に進めたり、
そんなコミュニティを関西に定着させること。
最高の居場所コミュニティに関わっているのもその1つ。
加藤さんの場づくりのすごさを目の当たりにして、
またお力をお借りしながら、
私もあきらめずに前に進もうと、思いを再確認できた。
研修前日の貴重なお時間を割いてくださった加藤さん、
完璧すぎる素晴らしい受付をしてくださったみささん、
熱心に参加してくださったみなさま、
どうもありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!
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加藤さんと久しくお会いしていませんが、
東京でも読書会やりたいなあ、と思いました。
投稿: ミネ | 2011.07.25 02:58
ミネさま、
東京でもされるみたいですよ。
ミネさんをはじめ、話を聴く達人、場をつくる達人の方々が
経験からおっしゃることは、共通した深い知恵がつまっていて、
ありがたい学びをたくさんいただけますし、
もっと磨きたいと励みになります。
投稿: まこ | 2011.07.25 07:39