「自分を立てなおす対話」で生車座を体験する
著者の加藤雅則さんをお招きして、
「自分を立てなおす対話」の会第2弾を開催する。
「自分を立てなおす対話」 加藤雅則著 日本経済新聞出版社
今回は少人数で顔が見える小さな輪になって座る。
簡単な自己紹介が終わると、
既に、対話らしい温かい場が出来上がっていた。
「この最初の30分が大事なんですよ。」と
場づくりのセットアップの話題が自然に展開していく。
加藤さんの最近の実践のお話やQ&Aがしばらく続き、
自然な流れの中で、
お1人が、実際に今職場で抱えているテーマを
語り始める。
加藤さんから
「○○さんが問題とらえていることは何だと思う?」
の問いかけで、生車座が始まる。
生テーマで車座を実践すること、
これが今回の私の願いだったので、
この展開はうれしすぎて、わくわくする。
加藤さんが介入されるポイントや入り方、
次の問いを投げかけるタイミング、
語り手のことばや表情をとらえたフィードバック、
これをリアルで体験できる、なんという贅沢。
本に書かれているのはこういうことだったのか!と
語り手の反応を見ながら、深く納得する。
そのあと、別の方からも、
会議のファシリテーションの実状を語っていただいて、
外部の専門家が数時間×数回入るのと違って、
社内で常に顔を合わせている中で実施するときの
苦労や工夫、ファシリテーターが握っておくもの
などなど、
語り手と、参加者全員と、加藤さんのやりとりで、
ふだんはなかなか聞けないお話が繰り広げられる。
必要なときに必要なことが起こる、
その場で起こっていることから場を動かしていく。
2度と体験できないような、実り多い時間と空間を
たっぷり吸い込んだ。
加藤さん、みなさん、
どうもありがとうございました。
またこんな豊かな時間をつくっていきたいです。
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