70代女子の爪を磨く
母が右手を骨折し、手術のための入院を控えて、
爪を切ってほしいと頼まれる。
入浴や着替えなどの全身の大がかりな介助より、
こういう細かい作業のほうが、
相手の感覚や加減がわからないので、神経を使う。
どうしようかなと思った次の瞬間、思い出した。
長浜のガラス館で買った、スワロフスキーがついた
ガラス製の爪やすりがあったはず。
キラキラしたやすりを持ってくると、母の目が輝く。
ネイルサロンのお姉さんみたいにうまくできなくても、
母の手をとって、1本ずつ丁寧にやすりをあてていくと、
ちょっとうれしそう。
やっぱり母も、女子なのね。
入院や手術の不安が少し和らいでよかった。
« 笑顔のコーチングat大津 | トップページ | 自由業の不自由さを感じた日 »
コメント