マネジャー育成の講演に刺激をいただく
神戸大学で開かれた
「マネジャーの熟達を支援する
~ミドルマネジャーからシニアマネジャーへの成長」を
聴講した。
ミドルからシニアになれる人となれない人、
シニアになって伸び続ける人と止まってしまう人、
いかにマネジャーの成長を支援するか
というテーマで、
私のコーチングや研修の対象とぴったり重なって、
このタイミングで開催してくださってありがとう!と
思いながら、憧れの神戸大学の階段を一歩ずつ登る。
プルデンシャル生命の営業本部長、阿野氏の講演で、
人間の基本的な欲求、基本的な弱さを理解すること、
ほったらかしが一番むごい、
とおっしゃるところに、心を動かされた。
大勢の優秀な人材を育て続けてこられた阿野氏の
システマチックに自論を語られる鋭いまなざしの奥から、
柔らかくて深い愛情があふれる。
アステラス総合教育研究所の企画部長、佐々木氏は、
コーチングとともに、ストーリーを語ることが重要だと
伝えていらっしゃるということばどおり、
ご自身も夢と思いをこめながら、
「ここだけの話ですよ」とサービス精神たっぷりに、
体系化された教育システムを語られる。
金井壽宏教授は、
風邪で熱もあるという体調の中、
世代継承、次の世代に何を残したいかという切口で、
スポーツマンや音楽家の例をたくさん示しながら、
ご自身の研究者としての後輩への思いを語られる。
後半は、松尾睦教授のコーディネートで、
濃く深いパネルディスカッションが展開される。
短時間でポイントを次々と引き出されて、
メモをとる手が追いつかない。
ものすごい準備量なのだと思う。
第一線で活躍されている実践者のみなさまが
惜しみなく語ってくださるお話は、
重みがあって、深く刺さる。
外部から講師やファシリテーターとして関わる立場で、
外部だからこそできること、
一緒になってできることを、
もっと極めて実践したいと強く思わされた。
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