自分の意思で涙を止められる女になりなさい
DVDで「阪急電車 片道15分の奇跡」を見た。
ポスターで見た、中谷美紀さんのシーンを見たくて。
登場する女性がみんな見事にかっこいい。
小学生の翔子ちゃん、受験を控えた高校生、大学生、
OLの翔子さん、主婦、おばあちゃん、と
それぞれの年代の女性の日常のお悩みが描かれ、
電車で偶然出会う「行きずり」の人の助けを借りて、
凛として向き合っていく。
かっこよくて、美しい。
宮本信子さんが演じるおばあちゃんのセリフに
背筋が伸びた。
「泣くのはいい。
でも自分の意思で涙を止められる女になりなさい。」
これ、大人の女性にではなく、
なんと、幼稚園の孫娘に向かって言うセリフ。
「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんを思い出した。
関連記事:「西の魔女に学ぶ、自立した大人になるレッスン」(2009.04.12)
原作にはないセリフなのに、
原作の世界観がとても現れていると思う。
「阪急電車」 有川浩著 幻冬舎文庫
ほろっときたのは、
ミサちゃんが彼氏と別れたあとの、女の友情のシーン。
ここは、映像のほうがぐっとくる。
数年前、この路線によく乗っていた時期があったので、
車窓の景色や駅名も懐かしくて、
見終わったときには、
なんだか、この沿線に住みたい気分になっていた。
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