先輩からの昔話のすすめ
お世話になっている企業さまで連載しているコラムで、
新人時代の失敗談を公開してみた。
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みなさまの職場にも新人さんがこられましたか?
新入社員研修などで20歳前後の方々と話してみると、
お仕事や会社についてもっと先輩の話を聴きたいと
思っている方が多いです。
みなさまの新人時代のお話は、彼らにとって新鮮です。
1人1台のパソコンや携帯電話がなかったころのお話は
想像もつかない世界です。
オレ様自慢にならない程度に、昔話に花を咲かせてください。
「昔はよかった。今はダメだ。」と話すのはNGですが、
その頃にタイムスリップしたように、
当時はどう思って、何を願っていたのか、気持ちを語ると、
今は偉い上司や先輩も同じような道を通ったのだなぁと、
距離が近く感じられます。
私のお客さまも、
「この会社の今のロゴは、僕たちが15年前に考えた。」
「あの商品のデザインを当時の役員に認めてもらうのに、
町を毎日歩き回ってデータを集めた。」などと話すと、
後輩たちが興味津津でたくさん質問が飛び交ったそうです。
私自身はカメラ会社に入社して、
「俺が開発したんだ」と昔の貴重な機材を触らせてもらって、
「ピントが合わないですけど、壊れてるんですか?」と、
役員さんを絶句させた経験があります。
慌てた先輩方から、
電池がいらなかったカメラの構造と歴史について
特別教育を受け、数年後の商品企画やマーケティングの
お仕事に大いに役立ちました。
「彼女は使えない」と見捨てなかった先輩方に、
感謝の気持ちでいっぱいです。
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