人勢塾で場を創る覚悟を学ぶ
人勢塾第3回は、東京大学の中原淳先生の講座。
「ワークプレイスラーニング」に参加したり、
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ご縁をいただいて企画会議をオブザーブさせていただいた
こともあったので、
先生はとても丁寧に準備されて来られたのだろうなぁと
想像していたけれど、
予想を超えた世界がレジュメにあった。
挿絵のように掲載されているレゴブロックの作品は、
ご自身で制作されて、写真を撮られたという。
学びのデザイン、環境のデザインが大切だいう考えを
ここまで徹底的する姿勢に心を打たれる。
冒頭で、
「一方向の講義は忘れ去られる運命にある」と言い切られ、
最後の質疑応答で、
企業でワークショップに反発されるケースの質問には、
「腹を括るしかないですね。」と
さわやかな笑顔でさらっとおっしゃるのが、
あまりにもかっこいい。
「どんな企業、階層でも失敗することはない」とおっしゃる
レゴブロックの演習をグループで実施する。
確かに、初対面だったメンバーどうしで、
夢中になって創り、止まらないくらい語り合う。
ワークショップを提供する側の1人として、
共に学びあうための場づくりは、
当日の運営よりも、
企画や打ち合わせ、準備で成功が決まることを実感する
ことが多いだけに、
中原先生の腹の括り方から、
私はまだまだもっともっと覚悟が必要だと身にしみた。
そして、人勢塾が毎回豊かな学びの場になっているのは、
企画や全体構成や当日のホスト役をされる金井教授や
素晴らしいゲスト講師の方々のおかげだけでなく、
とても丁寧で即レスポンスのメール、
膨大な準備物や配付物、
笑顔であたたかい当日の受付などなど、
びっくりするくらい心のこもった準備やサポート、フォローを
してくださるスタッフの方々のおかげだなぁと
あらゆる角度から学びとれる人勢塾にいられることに、
深い幸せを感じています。
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