神戸大学でお2人の経営者の言葉を受け取る
数ヶ月ぶりに神戸大学に行く。
グローバルにご縁がない私が
現代経営学研究所のシンポジウム
「グローバルリーダー育成への挑戦」に行ったのは、
今年一番感銘を受けた書籍「言葉力が人を動かす」の
コマツ会長の坂根正弘さんの講演を聴きたかったから。
「言葉力が人を動かす」 坂根正弘著 東洋経済新報社
坂根会長は穏やかな口調で、鋭いまなざしで、
国の政治、エネルギー問題を独特の観点から説かれる。
現場で実践を積んでこられた方ならではの、
太い言葉がずっしりと響いた。
第2部に登場されたLIXIL副社長の八木洋介さんのお話は、
人勢塾でお聴きしたときと同じく、熱く楽しい。
関連記事:「人勢塾でかっこよすぎる人事観を学ぶ」(2012.07.07)
グローバルとは、徹底した「らしさ」
グローバル人材は、「会社らしさ」と「その人らしさ」、
自分を持って初めて他を受け入れることができる、
という八木さんの定義に、
語学が苦手な私はとっても勇気づけられる。
最後のパネルディスカッションは、
サービス精神旺盛で、他のいいところも知ってもらいたいと
次々と論点を提供される金井教授に
いたずらっ子っぽく絡みながら言葉を加える八木さんの
深く信頼し合った愛情たっぷりの掛け合いが楽しい。
リーダーの「言葉力」「言語化」の重要性を説き、
自ら体現されている坂根会長、八木さんの言葉を
直接受け取れるのは、なんてぜいたくな場なのだろう。
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