「採用基準」でリーダーシップスタイルを学ぶ
長年マッキンゼーの採用マネジャーをされ、
ちきりんさんのお名前でブログや書籍を書かれている
伊賀泰代さんの「採用基準」を読んだ。
「採用基準」 伊賀泰代 著 ダイヤモンド社
伊賀さんのおっしゃる採用基準は、
グローバル企業で求められるリーダーシップ。
コンサルタントに最も必要なスキルはリーダーシップ、
問題を解決するのは、
解決策を紙に書き出すスキルではなく
解決策のステップを行動に移していくリーダーシップ、と
きっぱり断言される。
その観点で、世間でよくある誤解もばっさりと切り捨てる。
リーダーシップ論は数多くあるけれど、
シンプルな論点で明快にきっぱりと提示されると、
主張がすーっと頭に入ってくる。
このわかりやすさも、マッキンゼーで鍛え上げられた
リーダーの伝え方なのだと思う。
ちきりんさんのお名前で書かれているブログも、
大胆な仮説を小気味よくきっぱりと打ち出されていて、
彼女の記事をきっかけに、
意外な視点に目からウロコが落ちたり、
こんなふうに論を展開するのかと驚いたり、
「え~、それは極論では?」と思うときは、
なぜ私は「え~」と思ったのだろう?
反論するとしたら、どう立論すればいいのだろう?と
考えるきっかけになる。
私の伝え方やリーダーシップの特徴は、おそらく、
思いをこめて伝える巻き込み型と
相手の思いを汲んで取り入れるコーディネート型。
彼女のようにパーンと意見を言い放つ強さを磨きたいと、
自分のスタイルを振り返るきっかけをいただいた。
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