医師の人材育成のあり方を学ぶ
神戸大学大学院の
松尾睦先生のお話を
聴きたくて、
昨夜は、
医療組織のマネジメントの
セミナーに足を運んだ。
「心臓外科医の熟達と育成」と題して、
育て上手として名高い、
神戸赤十字病院顧問の小川恭一氏へのインタビューに
基づいたお話をうかがった。
松尾先生がわかりやすい切り口で提示されたので、
お医者さまの育成も、企業の組織の人材育成も
根っこは同じなんだなぁと、
とてもすっきりと腑に落ちた。
心臓外科医の先生も、
コンセプチュアル、ヒューマン、テクニカルの能力が必要で、
何でも言える環境で経験値を積める組織的な環境と、
自分で考える自己成長とトップクラスの師からの学びで
身につけていく。
お医者さまの世界でも、
ご自身はトップクラスの技術を持ちながら、
部下育成に悩まれる方は多いのかもしれないなぁと
業界を超えて、少しだけ親近感を覚えた。
失敗が文字通りの命取りになる厳しい世界だけに、
その厳しさから、他業種が学べること、
他業種の育成システムから取り入れられること、が
たくさんあると思う。
業種が違いすぎると情報交換の機会は少ないけれど、
人材育成の世界では、
垣根を越えて学び合えるようになるといいな。
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