「女性総長ではありません、総長です」
私は、ハーバード大学の
女性総長ではありません。
ハーバード大学の総長です」
かっこいいセリフにしびれる。
2007年にハーバード大学で
初の女性総長を務められた、
ドリュー・フォーストさんの
ことば。
出典は、日経ビジネスオンラインの記事
「人生は「駐車場理論」で突き進もう」
そうそう、こういう風潮にずっと違和感を持っていた。
女性の活躍を求められるのに、
役職や立場を得たり、男性中心の職につくと、
「女性○○」 「女性○○職人」「美人○○」などと
冠や形容詞がつく。
会議などの席でも、
「女性から見てどうですか?」「女性の意見は?」と
個人の意見ではなく、
まるで代議員のように、代表意見を求められる。
でも、私がつぶやいても単なる不満に過ぎず、
彼女のように努力を重ねて登りつめてこそ、
耳を傾けてもらえる。
どんなふうに生きてきた人のことばなのか、
信用力、発言力は重要だと思う。
ドリュー・フォーストさんがおっしゃっている、
「目的地の手前で、
容易に車が停められるからといって停めてはいけない。
駐車のスペースはないかもれしれないけれど、
まず行きたいところまで行くこと。
なければ戻ってくればいいのだから。」
という考え方も、
出発する前に、うまく行ける方法を考えたくなる私には、
ずっしりと重い。
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