伊賀泰代さんのリーダーシップ論を聴く
「採用基準」の著書で
著名な伊賀泰代さんの
講演を行く。
穏やかな雰囲気で
語り始めた伊賀さんは、
鋭い切り口で、
日本企業でのリーダーシップの誤解や
上司がとるべき行動を、次々と説明される。
特に、リーダーシップと成果目標を関連づける必要性を
何度も強調されたのが印象深かった。
成果目標を欠くリーダーシップは、
人の意見を聞かずに自分の意見ばかり大声で主張する、
仕切り屋、頑固者にすぎないと切り捨てる。
部下のリーダーシップを強化するには、
業務指示はプロセス目標ではなく、成果目標で与える。
「説明してこい」と作業指示をするから、
言われたとおり、説明だけして帰ってくる。
「合意して、解決策を見つけてこい。」と指示すれば、
目標達成のために何をすべきか、
自分の頭で考えるようになるという。
課長だけにリーダーシップ研修をするのは禁止!
課長になるまで必要がないものだと思われるから。
新人にこそリーダーシップ研修を行えばよいという
斬新に聞こえる発想も、妙に腑に落ちる。
伊賀さんの手にかかれば、
今の企業が難しく考えている人材育成の数々の問題が、
ぐっとシンプルになる気がする。
もっといろんなお話を詳しく聴いてみたい。
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