歌舞伎に魅了される
お誕生日が近い母と
「十月花形歌舞伎」を
観に行く。
愛之助さんのTV効果か
今年3回来た中でも、
客席の平均年齢が
下がった気がする。
「新・油地獄 大坂純情伝」は現代コメディの要素も多くて、
親しみやすい演目。
しっかり、「倍返しだ」「縮こまってるんじゃないわよ」などの
半沢パロディも、「じぇじぇじぇ」「お・も・て・な・し」なども
セリフに入っていて、会場の笑いを誘う。
今まで、愛之助さんの芸風はちょっと苦手だったのに、
遊女小菊との場面での、
目線と肩の使い方だけで、刻々と変化する情感を
豊かに表現される愛之助さんにすっかり魅了される。
客席降りは脇役の方だけかと思っていたら、
愛之助さんも降りて芝居をされて、
通路脇のお席だったので、真横で見上げて大満足。
お目当ての壱太郎さんも、「大坂純情伝」でも
「三人連獅子」でも大活躍で、たっぷり目の保養になる。
今年になって3回も観たからか、
今回の演目がわかりやすくて私のレベルに合っていたのか、
歌舞伎の世界の魅力に、やっとはまりそうになる。
実は私は今日はモテ日?らしく、
歌舞伎のチケットをとった後に、
お断りしたくなかったお仕事が3件、
遠方や久しぶりのお友達のプライベートなお誘いも3件と、
ふだんヒマ~な私には珍しいくらいお声がけが重なって、
家を出るときは後ろ髪をひかれていたのだけど、
それを十分に補ってくれるくらい、心が潤うひとときになる。
母も、楽しかった~と喜んでくれていたし、
デパ地下で調達した、なだ万のお弁当もおいしかったし、
めでたしめでたし。
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