隣り合わせた方に内省の機会をいただく
コーチングのクライアントさんを
お待ちしていると、
すぐ近くの席の方が
ケータイで大声で話されていて、
「コーチング」という単語が耳に入る。
経営者らしき方で、電話の相手に、
「金払ってるんだから、
変える責任あるでしょ。
研修じゃなくてコーチングをお願いしたんだから。
それが仕事でしょ」って。
うわぁ、電話の向こうのコーチはどんな心境なのだろう、
と身につまされる。
最初から大きな声がさらに大きくなっていったので、
理解してもらおうとして必死で説明していたのかもしれない。
コーチングは目に見えないサービスなので、
特に、お金を出す人とコーチングを受ける人が違う場合は、
セッションのリアルな感覚を体験されない分、
経営者や窓口担当者との信頼関係の構築が重要になる。
経営者は、当然、費用対効果を意識されるので、
コーチングの進め方や考え方を説明するだけでなく、
守秘義務があって、コーチから内容報告ができない中で、
何を目標にするのか、どんな状態や変化を望むのか、や
できることだけでなく、できないことも握り合っておく。
・・・というようなことを、2003年~2008年ごろ、
企業内向けのコーチングのご依頼が多かったころに、
痛みや苦味も伴いながら覚えていったなぁと、
振り返るきっかけをいただいた。
まさか、隣り合わせた見知らぬ方から、
初心と大切な心構えを思い出させていただくなんて、
どこにでも師はいるものだなぁと、
待ち合わせの時間ぎりぎりまで、深い内省の時を過ごす。
で、私のクライアントさんの耳には入りにくいように、
そ~っと席を移動して、お迎えしました。。。
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