卵料理と部下育成
コーチングのクライアントさんの
エピソードを、
ご了解をいただいて紹介します。
後輩の育成に悩んでいた
クライアントさんは、
小学生の息子さんがお料理に興味を持ち始めたので、
この夏休みの自由研究のテーマとして
卵料理を教えたところ、
学校が始まってからも興味が尽きず、
今も、朝食のおかずを作ってくれる。
息子さんが継続できたコツを振り返っていただくと、
加熱すると卵の色が変わったり、固まったり、
ベーコンが縮んだりするのを一緒におもしろがって、
興味を持ち続ける工夫をされた。
朝食を作ってもらえたら自分が楽になる、という一心で、
失敗してキッチンが汚れても、材料が無駄になっても、
怒らずに我慢されたという。
ひとしきり楽しく話していただいた後、
「後輩の育成に活かせるところがあるとしたら?」と
私が質問し終えないうちに、
彼女は「あ!」と叫んで私をしばらく見つめて、
「そうですよね~」と深く大きな息を吐いて、
何度も何度も1人でうなずく。
気づいたことを言語化された内容は、
クライアントさんの守秘義務として伏せるとして、
息子さんとの取り組みの成功体験をお持ちなので、
職場で工夫できることはたくさん見つかる。
人は自分で答えを見つける力を持っていることを、
改めて見せていただいた。
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