「豆の上で眠る」の心理描写に没頭する
日曜日までに読まないといけない本があるのに、
つい、「豆の上で眠る」を一気に読み通す。
「豆の上で眠る」 湊かなえ 新潮社
最初の部分で、「からくり」は読めてしまうのに、
それでもやっぱり、途中で本を置けなくなって、
女性の細かい心理をおそろしいくらいリアルに描写する
湊かなえさんの世界にはまり込む。
声に出される会話と、心の叫びが絶え間なく描かれて、
人物像が立体的に浮かび上がる。
湊さんの作品の中には、
人が次々亡くなって、救いようがない結末を迎えるものも
多いけれど、
この作品はサスペンス色は強くなくて、読後感も悪くない。
それだけに、登場人物1人1人に焦点をあてながら、
この人はどんなことを思って生きてきたのだろうと
いつまでも空想にふける。
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こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
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お気軽にどうぞ。
投稿: 藍色 | 2015.07.28 13:53
藍色さん、トラックバックありがとうございます。
私からもトラックバックさせていただきました。
久しぶりでやり方を忘れていたので、うまくできているといいのですが。
投稿: まこ | 2015.07.28 18:45