花道の真横で歌舞伎を堪能する
歌舞伎「GOEMON」を観ました。
愛之助さん座長公演は、私が大好きな壱太郎さんが
活躍されるので、とても楽しみです。
ロビーに、「愛之助さんのふるさと堺」のPRコーナーが
設けられていました。
中盤に壱太郎さんや愛之助さんが登場されたころから
歌舞伎ワールドに引き込まれる。
後方席でしたが花道の真横のお席で、
吉弥さんの裾を引きずるお衣装の豪華さや、
壱太郎さんのうなじの美しさが、
手を伸ばせば届く距離で見られて、大感激です。
愛之助さんが、見得を切られた目ヂカラのまま、
一度もまばたきせずに花道を渡りきられたのは
圧巻でした。
阿国を演じる壱太郎さんが、
美しい日本舞踊の舞はもちろん、
お着物姿でフラメンコを踊られる場面もあって、
華やかで斬新な和物ショーを堪能できました。
三味線でフラメンコを歌われたり、
フラメンコギターで長唄を唄われたり、
ベテランの方も前代未聞のチャレンジでしょう。
子役さんがかわいらしくて芸達者で、
親との別れの場面では、ずっと首を振り続けながら
背中で感情を見事に表現されていて、
フラメンコは、着物でしっかり踊られていました。
客席降り、宙乗り、2階席での演技も多くて、
小さな劇場全体を舞台として、走り回られて、
観るほうもドキドキきょろきょろ、楽しめます。
カーテンコールも愛之助さんが客席から登場され、
誰かに挨拶されているのでオペラを向けると、
そこには、橋下徹さんがいらっしゃっいました。
お隣はたぶん奥様? とても美しい方。
知事や市長に就任当初、
文化や芸術の予算を削減する発言が悲しかったので、
観劇されて、価値を見直していただければいいなぁと
立ちあがって手を振る橋下さんに向けて、
願いを込めて拍手を贈ってみました。
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