100年組織の宝塚からビジネスを学ぶ
日経ビジネスオンラインで、
宝塚ファンの私には
うれしい連載が始まった。
演出家の小柳奈穂子先生への
インタビューで、
小柳先生のことばの、
「アクシデントが常にリアルタイムで起こるので、
現場主義が浸透してますし、
本番ではそこに観客の目というものが加わりますので、
現場主義はさらに徹底されていく」
というところが興味深い。
体育会系以上に上下関係がはっきりした組織で、
上の方からの指示は、意味がわからなくても、
無理難題を振られる「かぐや姫」の求婚者のように
「はい、わかりました。」と、とにかく動く。
現場主義。
シンプルなことばだけど、奥深い。
スタッフもスターさんも、舞台に関わる全員が
お客さまに楽しんでいただくという大きな目的のもとでは、
「今、何ができるのか」だけを瞬時に判断して動く、
統率のとれた美しいシステムになる。
これを表面だけ真似して、気まぐれに乱暴に指示しても、
理不尽に感じられて、人心は離れてしまう。
コーチングやシステムコーチング(ORSC)を学ぶお友達と
一緒に観劇したあとは、
舞台の隅々まで思い出して、組織論、チーム論を語り合う。
我ながらマニアックだなぁとは思うけれど、
やはり、100年続く宝塚から学ぶことは多い。
連載らしいので、続きが楽しみ。
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