糸井重里さんの名言「弱点の価値化への挑戦」
ほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里さんのコラム、
今日(10月10日)の「今日のダーリン」がすばらしい。
バックナンバーがなくて読めなくなってしまうので、
長めにところどころ抜粋すると、
「個性がないとお嘆きのあなた。」という書き出しで、
個性も取り柄もないというあなたにも、
欠点というものがあるということを思いだそう。
そう、それこそが、探していた個性だ。
あなたが欠点だと思っているところをこそ、
人はおぼえているものだ。
そう、その欠点はあなたの「しるし(サイン)」なのだ。
それが、個性というものなのだ。
欠けているところや、足りないものについて、
まずは追いつこうなどとしていたら、
追いつく前に埋もれて腐ってしまうかもしれない。
欠点やら、弱点やらだと思われていたことを、
どういうふうに「うらやましいもの」磨きあげるか‥‥。
取り柄を探すとき、ついででいいから欠点を探す。
弱点克服じゃなくて、弱点の価値化への挑戦だ。
個性を伸ばす、視点を変える、などの表現や考え方は
聞き慣れていても、
「弱点の価値化」ということばの強さにひきつけられる。
さすが、糸井重里さん。
コーチや組織活性化のコンサルタントがよく使う、
「強みに焦点を当てる」「強みを伸ばす」というのも、
本人や周りの人が思う長所や得意分野だけでなく、
欠点や弱点と思うところに光を当てて、磨きあげて、
強みに変えてしまうところまで、幅広くとらえてみたら、
人や組織の可能性は、ますます広がっていきそうで、
わくわくしてきた。
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