祖父のお詣りで初心に浸る
冷え込みが急に厳しく
なった朝、
壁面がクリスマス飾りに
彩られた駅で
母と待ち合わせて、
祖父のお詣りに行く。
祖父の命日は昨日だけど
毎年12月13日は浄土真宗の行事が重なるらしく、
一般のお詣りができないので、1日ずらす。
昨日は母の叔母?が亡くなったらしく、
祖父と同じ命日になったことに驚きながら、
私はお会いしたこともお名前も存じ上げない方だけど、
一緒にご冥福を祈る。
祖父が亡くなった年の9月には、
1ヶ月近く私の実家に預けられて一緒に暮らしたので、
お詣りにくるたびに、その日々を思い出す。
私は中小企業診断士の2次試験の直前で、
狭い実家で、祖父が眠っているリビングのTVで
ビデオ教材で勉強していると、
なぜ先生は画面で1人でしゃべっているのか?
学校も東京の先生の授業を受けるようになるのか?
私はなぜ中小企業の先生(^^)の勉強をするのか?とか
私の当時のデジタル画像関連の仕事の話から、
何でもデジタル化していくと世の中はどうなるのか?
電気信号のトラブルでデータが消えないか?
どうやって悪用防止するのか?とか
祖父がなにげなくつぶやくような質問が、
あまりにも素朴で鋭くて、
一生懸命説明しようとして考えたことが、
何よりの試験勉強&人生設計になった気がする。
コーチとしても、中小企業診断士としても、
当時の80代後半だった祖父の頭の回転と懐の深さには、
独立して11年たった今でも、かなわない。
祖父のような姿をめざすと決めた初心に戻って、
お堂を出て、冷たい風に吹かれながら
最近少し緩んでいた気持ちを引き締める。
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