「ヴェローナの二紳士」で幕間を楽しむ
宮本亜門さん演出の
「ヴェローナの二紳士」の
千秋楽を観る。
幕間と挨拶が楽しかった
・・・は後にして、
私のお目当ては、
宝塚元月組トップスターの
霧矢大夢さん。
今年の宝塚の演目で「ガイズ&ドールズ」が発表になって、
どんな作品かなぁと過去の映像をYoutubeで探したら、
当時研10くらいの霧矢さんの女役ショースターの場面が
見事にはまっていてステキだったので、
今回のお役もかっこいいだろうなぁと
わくわくしながら、出番を待つ。
で、もちろん、登場されると一気に注目を浴び、
かっこよく、せつなく、おもしろく、魅了される。
元スピードの島袋寛子ちゃんも、
歌もあいかわらずうまくて、演技もまっすぐで、
侍女役の保坂知寿さんが、
さすがの安定感と、大人のかわいらしさで、すばらしい。
主役の西川貴教さんは、
情けない役柄のせいか、あまりひきつけられなかったけど、
堂珍嘉邦さんは、歌も聴かせるし、お芝居も勢いがある。
一番楽しかったのが、幕間のサプライズ。
休憩中に、なんと、客席にダンサーさんたちが来られ、
観客にどんどん話しかけてこられる。
後半には、ブラザートムさんと武田真治さんも出てこられて、
ステージ上で、アカペラとトランペットで掛け合いをされる。
あっというまに休憩が終わり、そのままの流れで幕が開く。
テンションも上がったまま、舞台と客席も一体感のまま、
後半の舞台を楽しむ。
エンディングは、2階や3階もスタンディングオベーションで、
西川さんの長くてグタグタな挨拶に客席から突っ込みが入り、
千秋楽で感極まったダンサーさんや役者さんたちが涙し、
何度も何度もアンコールで、暖かく終わる。
舞台づくりや、観客を巻き込む演出が楽しくて、
こういう観劇もおもしろいなと思った。
« 笑顔の接客を引き出す魔法 | トップページ | 長い話のロングバージョン »
コメント