組織活動が生産性を上げることがデータで示される
「データの見えざる手」に
興味深い実験結果が掲載されている。
データの見えざる手 矢野和男著 草思社
「職場の休憩時間の会話が活発な職場では、
社員の生産性が高まる」
文章で書くとお題目のように思えるかもしれないけれど、
これは、ウェアラブルセンサを装着して、
社員の活発度を定量化して測定した結果、
チームプレイの要素が少ないコールセンターで、
組織やチームの要因が生産性や販売成績に、
強く影響していることが示された。
他の業種でも同様で、
気の合う同僚と休憩時間を共に過ごしたり、
上司や先輩が的確に声をかけたりすることで、
社員の活発度が上昇し、社員の幸福度が上がり、
高い生産性や収益性が生まれるという。
たまには理系の本も読んでみるもの。
方程式や統計分布の詳細は理解できていないけれど、
主観的、抽象的なコミュニケーションやモチベーションが
客観的な数値データで示されているので、
お客さま企業の上層部にも興味を持ってもらえそう。
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